LOVE&DESIRE

沖縄で頑張る爺バンドのブログだったがいつの間にか爺の独り言(涙)。

人は97になると子供に帰るか?

2012-10-24 09:25:17 | ブログ

 んな訳ね~だろ。と全否定。爺、婆ほどたちの悪い者は無し、あれは単に体が弱っているから人畜無害に見えるだけであって、頭の中は過去に行った悪行三昧の記憶で一杯。先日も風車(カジマヤ―)に行き、父の友人であった爺一名を祝いつつ、思いは50年前に遡る。

 当時にしてはハイカラにして洗練された人物。言葉の訛りも無く、内地人かと勝手に勘違いされる。40代後半は男盛りであるし、兄貴分と慕う父の前では極めて紳士であったが、近年、周りの女方面からの話を聞けば2重人格である。最初の妻をDVで半殺しにし、その怪我が元で哀れにも妻30代の若さで落命。その後二人の後添いを得るもDVは収まらず、特に飲酒の際の豹変ぶりはジキルとハイドも裸足で逃げ出す凄まじさ。子供心ながら、温厚な紳士が酔いにつれ目が据わり殺意を一瞬見せていたのは記憶にある。祝いの席のカジマヤ―では内心「この様な恥ずかしい服装させやがって、すぐに殺す、今すぐ殺す、」などと思っていたのか、それとも本当に痴呆症なのか不明である。私がじっと見つめるとにらみ返したりして。しばらく二人で見つめ合い笑った。「おめ~も同類だろ」と爺の目が語る。

 ついでにもう一人、これはAという焼鳥屋のおばん、初老で小太りで温厚そうな話ぶり、ああ、酒場の母さんだねなんてお客は慕ってくるが、その息子サギ師であり、やはりというか、終いには知り合いのお店の口座から残金全額引き出し行方をくらます。追い詰められた友人、サギ師の母に「息子さんの居場所知りませんか?お金を持ち逃げしました、大変な犯罪ですよ、匿ったりしないで下さい、お願いします」と懇願する。が、普通の親の反応としては狼狽し、真偽を確かめ、なんとか息子を悪行から足を洗わせようとするはずだが、やはりサギ師の母、過去にも同じような経験が有ったようで、慌てず平然と「よく家を空けるから・・・どこ行ったかね~」とトボケて息子の犯罪をサポート。お前も仲間か!!(怒る)

 まあ、これはパンクな例ですが水子の魂100までのたとえの通り、人間(個人)の本質などそう変わって堪るかいが結論です。皆様、子、孫に媚びることなく、先輩として皆に嫌われるお年寄りを目指しましょう!! えい、えい、オー。

今回登場したお年寄り2名は空想の人物です。勝手に〇〇さんだ~とか思わないで下さい。お願いします。