房総閑話

廉価版コンデジでどれだけ撮れる?

スズメノヤリ(雀の槍)

2020-01-08 11:01:08 | 写真
スズメノヤリは3月から5月に咲く地味な花です。

スズメノヤリ。漢字で、雀の槍。学名は、『イグサ科スズメノヤリ属の頭状花序の種』です。被子植物門、単子葉植物綱の在来種です。

背は10cmから30cmでひょろっとしています。



スズメノヤリは雌性先熟で、咲き始めは雌性で、後に雄性になります。




咲き始めは花びら(花被片)が閉じたまま、3裂した柱頭が出ます。このときが雌性期です。

雌性期の花。花びら(花被片)が閉じていています。



雌しべが受粉すると雄しべが成熟して、花びら(花被片)が開き花粉を出します。このときが雄性期です。雄性期に入るとめしべはしおれていきます。

雄性期の花。花びら(花被片)が開いています。



イグサ科はイネ科の仲間で、風媒花です。風媒花は風の力で花粉を撒くので、虫を花に寄らせる必要がないので鮮やかな花びらも甘い蜜もありません。すごく地味です。それでも、イネと違ってちゃんと花びら(花被片)はあります。
裸子植物は風媒花です。植物は裸子植物から被子植物へと白亜紀の初期に進化しました。被子植物の中でも最初に出現したのが単子葉植物です。ということは、風媒花の単子葉植物のイネ科やイグサ科は早い時期に枝分かれした種といえるでしょう。それでは花びら(花被片)を持つイグサ科と花びら(花被片)を持たないイネ科ではどっちが先に出現したのでしょうか。イグサ科は風媒花の特性のために花びらを退化させる途中の植物なのか、風媒花から虫媒花へ進化したいために花びらを進化させている途中の植物なのか。
思考は無限に夢をみます。

雄性期の花。花びら(花被片)が開いて花粉が花に落ちています。しおれた雌しべも見えます。

(Canon IXY DIGITAL 510IS)(2019年3月29日撮影)


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2020年1月1日。朝と夕焼けの富士山の風景。

2020-01-01 22:23:11 | 写真
新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
皆様にはよい年であられますように。

今年も、廉価版のデジカメで写真を挑戦していきたいと思います。

元旦。日の出は見られませんでした。




夕方、夕焼けの中に富士山がくっきり見えました。


(Canon IXY DIGITAL 510IS)(2020年1月1日撮影)


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