房総閑話

廉価版コンデジでどれだけ撮れる?

ツタバウンラン(蔦葉海蘭、コロセウムアイビー)

2019-03-31 11:01:19 | 写真
古朽ちた歩道のブロックに1cmに満たない小さな青い花が咲いていました。
吹き溜まりで花びらも葉っぱも砂がついています。
スミレかなと思ってよく見ると、花びらの上のほうのふたつが耳のように見えて、それにぷっくりしたところの黄色がかわいいです。うさぎみたいです。
初めての花ですが以前どこかで見たようなと必死で思い出そうと・・・
ウンランです。ホソバウンラン(細葉海蘭)の記事 を書いたのを思い出しました。花弁の雰囲気が似ています。

ツタバウンラン。漢字で、蔦葉海蘭。別名は、ツタガラクサ(ツタカラクサ、蔦唐草)、ウンランカズラ(海蘭葛)、キンバラリア(シンバラリア)、コロセウムアイビーといろいろあります。オオバコ科ツタバウンラン属のつる性の一年草または多年草です。ヨーロッパ原産、1912年大正元年に観賞用として渡来し野生化して今では全国制覇まで九州を残すのみ。でも同時期の帰化植物に比べると歩みは遅い気がします。

吹き溜まりでいろんな物の中に咲いています。


実はすごい勢いで増えるようです。ブロックの隙間からお隣さんの庭に侵入とかのブログ記事も見かけました。どこまで増えるか興味津々です。

ツルが這っているのがわかりますね。葉っぱもかわいい。

(Canon IXY DIGITAL 510IS)


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アオキの雄花と雌花

2019-03-30 10:42:18 | 写真
アオキは雑木林の林縁部や人家の北側の半日陰でよく見かけます。赤い実をつけます。

アオキ。漢字で、青木。アオキ科アオキ属の常緑低木樹です。
日陰を好むのでコンデジだと手ブレに注意です。



アオキは雌雄異株で黄色の葯が目立つ雄花と、花びらの中央の緑色の子房が目立つ雌花があります。

図鑑などによると花びらの数は4枚となっています。よくみると4枚のほかに5枚と6枚の花びらを持つ雄花も見ることが出来ました。

花びら4枚、雄しべ4本の雄花。雄しべの先に黄色の葯がついています。



花びら5枚、雄しべ4本の雄花。



花びら5枚,雄しべ5本の星型の雄花もありました。



花びら6枚、雄しべ6本の雄花。


雌花の開花は雄花より遅いそうです。
雄花はたくさん咲いていましたが、雌花はまだ早いみたいでやっと見つけました。

雌花です。花びらの真ん中に緑色の子房が見えます。

(Canon IXY DIGITAL 510IS)


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枝全部に花いっぱいのヒサカキの花。

2019-03-27 10:57:28 | 写真
毎年咲いているのだろう。
毎年この横を通るのに気がつかない。
でも、今年は気がついた。
木が自分を認識してくれた。
そう思うと、うれしい。

ヒサカキ。漢字はいろいろあって、柃、非榊、姫榊、火榊、実榊。モッコク科ヒサカキ属。

こんなにたくさんの花が枝についているのに今まで気がつかない自分って・・・






奥の方までびっしり。



枝の下側に列をなして咲いてます。



雄花と雌花があります。写真は雄花です。



両性花もあると報告もあり、まだヒサカキは解明されていません。

(Canon IXY DIGITAL 510IS)


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ショカツサイ(オオアラセイトウ、ムラサキハナナ、ハナダイコン)

2019-03-26 10:18:56 | 写真
公園脇の空き家の庭に、今年(2019年)は去年(2018年)より1株増えて2株咲いていました。去年のところから10mくらい離れたところにです。
草丈は膝丈より低いくらいですが花びらの青色が目立ちます。

ショカツサイ。漢字で、諸葛菜。
本当の名前は、オオアラセイトウ。漢字で、大紫羅欄花。
別名は、ムラサキハナナ。漢字で、紫花菜。または、ハナダイコン。漢字で、花大根。
アブラナ科のオオアラセイトウ属またはショカツサイ属、ムラサキハナナ属の中国原産で江戸時代に観賞目的で輸入された越年草です。

アラセイトウ(紫羅欄花)とはストックのことです。アラセイトウはアラセイトウ属なのでアブラナ科の親戚くらいの関係です。花が似ていて花弁がひとまわり大きいことからオオアラセイトウの名前がついたと思われます。草丈はアラセイトウの方がひとまわり大きいです。

見た目はひらひらした感じの花びらです。



花びらは経過とともに濃い紫色からラベンダー色と青色がどんどん薄くなり最終的に白くなるそうです。
白くなる前にしぼんでいる花びらを見かけます。それでも青色は薄くなります。




ここでしか見ることがないので、自分にとっては珍しい花です。

(以上、2019年3月22日撮影)

2018年のショカツサイです。

(2018年4月4日撮影)
(Canon IXY DIGITAL 510IS)


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空き地にヒヤシンス、ひと株。

2019-03-24 11:19:34 | 写真
この青い花は目立つと思うのだが、花の大きさが小さいためか目を向ける人はいません。

ヒヤシンス。漢字で、風信子または飛信子。キジカクシ科ヒヤシンス属の球根性多年草の単子葉植物です。



ヒヤシンスが渡来したのは1863年です。
1863年とはどういう年かちょっと調べてみました。
アメリカでは、
1月1日、リンカーンが奴隷解放宣言。
4月30日から南北戦争。
11月19日、リンカーンがゲスティバーグで「人民の人民による人民のための政治」を演説。
日本は、江戸時代末期の文久3年、天皇は孝明天皇、将軍は徳川家茂です。
7月に長州藩がフランス、オランダの軍艦に砲撃して馬関戦争。
7月22日、高杉晋作が騎兵隊を編成。
8月15日、薩英戦争。
8月19日、七卿落ち。

フランス、オランダ、アメリカ、イギリスと戦争をして、世の中は混乱していても園芸種の花が輸入されています。
幕末の文化とはどういうものだったのでしょう。

ヒヤシンスの茎はすごく太いです。



虫が飛んでいるのが、偶然写っていました。わかりますか?

(Canon IXY DIGITAL 510IS)


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タチツボスミレ

2019-03-22 10:42:45 | 写真
タチツボスミレはどこにでも見られる一般的なスミレです。たぶん『スミレ』と言ったらタチツボスミレのことだと思います。
花の色がもう少し紫が濃くて、花の中心の模様の白色が大きければニオイタチツボスミレです。

タチツボスミレ。漢字で、立坪菫または立壷菫。スミレ科スミレ属の在来種の多年草です。



立坪菫の「坪」は庭のことです。庭に咲くスミレからよく見かけるスミレと言うことらしいです。立は花が終わったあとに曲がっている茎が真っ直ぐに立ち上がるからついたようです。



スミレの謂われは、『墨入れ』の形状に似ているからだそうです。『墨入れ』と言っても「硯(すずり)」ではなくて、大工道具で木材や壁に直線を引くときに墨のついた糸を弾いて印しをつけます。その糸に墨をつける道具を墨壷と呼んでいます。その『墨入れ』の「すみいれ」から「すみれ」になったそうです。そうなら、タチツボスミレの「ツボ」は『壷』で『墨入れ壷』で「すみいれつぼ」が「つぼすみれ」のほうがわかりやすいのではないでしょうか。

花が古い『墨壷』の形に似ている。そう言えば糸の弾き方下手だと墨が二重になったり、途切れたりします。



横から見るとカッコいいです。

(Canon IXY DIGITAL 510IS)


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セイヨウアブラナ(西洋油菜)

2019-03-21 11:02:12 | 写真


このような花は全部菜の花だと思っていました。
セイヨウアブラナです。漢字で、西洋油菜。アブラナ科アブラナ属のヨーロッパ原産で明治時代の初期に種から油を取るために輸入された植物です。

春になった証拠かな、使っていない畑が黄色の花畑です。




セイヨウアブラナの葉は茎を抱きます。




(Canon IXY DIGITAL 510IS)


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クロッカス2019

2019-03-19 10:47:41 | 写真
枯れ葉の間から毎年2月下旬から3月上旬に可愛い花を見せてくれます。
クロッカスと呼んだらいいのか、ハナサフランと呼んだらいいのかよく分かりませんが、アヤメ科クロッカス属です。








(Canon IXY DIGITAL 510IS)(2019年3月5日撮影)


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