一昨日の12日は朝から晴れ渡り、文字通り穏やかな「うらうら春日」の
一日でした。
新型コロナ騒ぎで、怖くて街中に出られずちょこっとスーパーに買い物
に出るほかは鬱々と引きこもってばかりいたが、広々した場所なら感染
もないだろうと、近くの武庫川河川敷にカメラ散歩に出かけた。
河川敷への途中に立ち寄った公園の桜は、つぼみが膨らんで開花はもう
すぐ、と期待が膨らむ。
川面はきらきら波が光り、西宮の市街越しに六甲の山並みがくっきり浮
かんでいる。
河川敷のバスケットコートにはたくさんの子供たちが集まって歓声を上
げ、ボールを追っている。
平日はほとんど人影がないのに・・・そうか、今は学校が臨時休校だか
ら、みんな出てきてるんだね。
私のような年寄りは家に閉じこもってうだうだしていられても、エネル
ギー溢れる君たちには耐えられないだろう。
ここなら怖いウイルスも寄り付かないから、安心安全だね。
コロナに負けるな!
春の日差しをいっぱいに受けて、思いっきり若さを発散させるんだよ。
子供たちの歓声を背に受けながら、河川敷を少し下った。
堰堤で流れをせき止めた水面には、カルカモたちが小波にゆらゆら身
を任せ、時々水中に首を突っ込んで餌をとっている。
おや、コサギ君もいる。
カメラは600×2の1200ミリのズームだけど、川中のカモたちまで
は遠く、なかなか近くのよう写せない。
しかも手持ちだから、どうしてもブレる(・・・と言い訳^^)
うらうらに照れる春日にひばり上がり
心悲しもコロナ思へば
(万葉集 大伴家持の歌のモジリ)
鬱陶しいマスクを外して、春風を浴びながら久しぶりにカメラで遊んだ
一日でした。