ウグイスが初鳴き(初聞き?)しました。
ここ数日、冬に逆戻りしたような日が続きましたが、自然は春に向かって着実
に衣替えを始めています。
「山笑う」
なんとも心躍る、美しい春の季語じゃないですか。
満開の白いユキヤナギが風に揺らいでいるさまを見ると、コロナウイルスの恐
怖も忘れさせてくれます。
昨日(17日)初鳴きのウグイスは、まだうまく鳴けません。
毎年この時期に、お隣の庭の木を伝って我が家にも来てくれ、ひとしきり鳴く
練習をして、別の隣家の庭に姿を消します。
北の方に六甲山や甲山森林公園があるので、きっとそこから下りてくるのでしょう。
ケキョ、ケキョ・・・しばらく聞いていると、ホーホケキョの原曲?のようにも聞こ
えますが、本格的に美声で歌い上げるにはまだ時間がかかりそうです。
「ウグイスの谷渡り」という言葉があります。
江戸時代には艶っぽい男女の房事を意味し川柳にもあるようですが、ここでは
「谷から谷へ、枝から枝へ」鳴きながら渡るウグイスを想像しましょう。
毎年、お隣の夏ミカンの葉の中でひときわ鳴いた後、我が家の低木の山茶花や椿の
茂みに到来、しばらくさえずった後さらに隣の庭へ・・・ウグイスの「庭渡り」で
すねえ。
慌ててカメラを持ち出しますが、すばしこくって撮ることができません。
数年前、珍しく電線に停まって「ホーホケキョ」とやっているところに出会い、や
っと1枚モノにしたくらいです。
メジロ、スズメたちはかなり人慣れしているので、堂々とやってきて枝に刺したミ
カンをついばんでいます。
ウグイスもこうでありたい…と思うけど、
鶯や柳のうしろ藪のまへ 芭蕉
ですねえ。
珍しい「電線ウグイス」の貴重な?一枚
人慣れたメジロは雀と平和共存だけど・・・