2018/11/10,米西部カリフォルニア州で9日までに複数の大規模な山火事が発生し、消防当局は9日、サンフランシスコ北方にあるビュート郡パラダイスの山火事で9人が死亡したと発表した。6700戸以上が被害を受け、同州で過去最悪の山火事の一つとなった。ロサンゼルス郊外のベンチュラ郡でも二つの山火事が発生。地元テレビによると、計20万人が避難した。https://www.kahoku.co.jp/naigainews/201811/2018111001001656.html
2018/11/19, 11月8日の山火事発生以来、電話、報道、電子メールなどで寄せられる行方不明者の報告を、調査員が全て収集しようとしているため、数字が大きく変動していると当局は話している。山火事で建物1万2000棟以上が崩壊し、依然としてカリフォルニア州の広い範囲に避難命令が出されたままだ。現在、数千人の住人が、一時宿泊施設やシェルターに散らばっている。このため、実際の行方不明者の経過を追うのが困難なのは明らかだ。連絡手段の問題が、事態をさらに悪化させている。送電鉄塔や送電線が火災で使えなくなり、現地では携帯電話も使えなくなった。一部地域では、電力会社が仮設の送電鉄塔を建てざるを得なくなっている。郡のウェブサイトにある公式のリストとは別に、地元の掲示板や一時避難所にある木には、行方不明者を記したポスターも掲示されている。遠方にいる親族や友人は、連絡の取れていない人の写真や情報をソーシャルメディアのグループに共有し、行方不明者発見をそれらのグループに頼っている。被災地域は退職後の居住地として人気が高く、地域には高齢者が多かったことから、郡のリストに掲載されている人の多くも高齢者となっている。山火事で破壊されたビュート郡の町パラダイスには、約2万7000人が住んでいたと推計されている。最新の国勢調査によると、地域住民の約4分の1が65歳以上だった。緊急避難が必要な状況における高齢住民の避難の難しさを、リストの年齢分布が浮き彫りにしていると、パラダイス警察のエリック・ラインボルド本部長は述べた。ラインボルド本部長は、「他のあらゆる地域社会と同じように、この町にも高齢者がいる。その一部は車を運転しなくなっているし、出来なかったりする」と話した。もし脱出できていたとしても、知人に連絡を取るためのインターネットや他の携帯連絡手段を利用できる可能性が、高齢者はより低いかもしれない。保安官事務所の報道官はAP通信に対し、リストは誰が行方不明かを「リアルタイム」で反映するものではなく、自分は無事だと連絡してもらうためにも広く公開したのだと話した。既に人手が足りない中、人材の集中を支援するため、リストが更新されているか再確認し、安全が確認された人について音声メールではなく電話で知らせてほしいと当局は地元住民に要請を続けている。
2018/11/19, 11月8日の山火事発生以来、電話、報道、電子メールなどで寄せられる行方不明者の報告を、調査員が全て収集しようとしているため、数字が大きく変動していると当局は話している。山火事で建物1万2000棟以上が崩壊し、依然としてカリフォルニア州の広い範囲に避難命令が出されたままだ。現在、数千人の住人が、一時宿泊施設やシェルターに散らばっている。このため、実際の行方不明者の経過を追うのが困難なのは明らかだ。連絡手段の問題が、事態をさらに悪化させている。送電鉄塔や送電線が火災で使えなくなり、現地では携帯電話も使えなくなった。一部地域では、電力会社が仮設の送電鉄塔を建てざるを得なくなっている。郡のウェブサイトにある公式のリストとは別に、地元の掲示板や一時避難所にある木には、行方不明者を記したポスターも掲示されている。遠方にいる親族や友人は、連絡の取れていない人の写真や情報をソーシャルメディアのグループに共有し、行方不明者発見をそれらのグループに頼っている。被災地域は退職後の居住地として人気が高く、地域には高齢者が多かったことから、郡のリストに掲載されている人の多くも高齢者となっている。山火事で破壊されたビュート郡の町パラダイスには、約2万7000人が住んでいたと推計されている。最新の国勢調査によると、地域住民の約4分の1が65歳以上だった。緊急避難が必要な状況における高齢住民の避難の難しさを、リストの年齢分布が浮き彫りにしていると、パラダイス警察のエリック・ラインボルド本部長は述べた。ラインボルド本部長は、「他のあらゆる地域社会と同じように、この町にも高齢者がいる。その一部は車を運転しなくなっているし、出来なかったりする」と話した。もし脱出できていたとしても、知人に連絡を取るためのインターネットや他の携帯連絡手段を利用できる可能性が、高齢者はより低いかもしれない。保安官事務所の報道官はAP通信に対し、リストは誰が行方不明かを「リアルタイム」で反映するものではなく、自分は無事だと連絡してもらうためにも広く公開したのだと話した。既に人手が足りない中、人材の集中を支援するため、リストが更新されているか再確認し、安全が確認された人について音声メールではなく電話で知らせてほしいと当局は地元住民に要請を続けている。