2018/11/26,千代建(環太平洋火山帯弧状列島)が約6000億円でキャメロンLNG基地の工事を請け負ったのは14年。原油安で中東など産油国の工事が減り、経験が少ない北米(東対岸大陸)に事業チャンスを求めて進出した格好だった。キャメロンLNG基地では米(東対岸大陸)同業大手のCB&Iと50%ずつを出資して共同事業体(JV)を組んだ。CB&Iは橋梁に強くロシア・サハリンLNGのタンクなどで一緒に工事をしたこともある。(1)だがここまで巨額の案件を取り仕切った経験はなかった。(2)2018年は、メキシコ湾岸では17年夏に上陸したハリケーン「ハービー」の被害からの復興工事が本格化。作業員を確保しようにも、トランプ政権が移民規制を強化したことでメキシコ人労働者などの確保に苦戦した。千代建が人手不足に直接対応する手段はほとんどなかった。千代建は2018年4~9月期に1086億円の連結最終赤字(前年同期は34億円の黒字)となった。舞台となった米ルイジアナ州の大型液化天然ガス(LNG)基地「キャメロン」の建設現場からは18年夏、全体で9000人いる従業員の相次ぐ退職に、悲鳴のような報告が上がっていた。米国では今年、シェールガスの採掘が再び活発になっている。その結果「必要な数の3分の1程度しか技能工を確保できない」(プラント大手幹部)とされる。キャメロンLNG基地では、溶接やパイプに保冷剤を巻くなど特殊な工事を担う技術者が流出。代わりの採用で補ってはいるが、賃金は今春から半年で平均15%ほど上がった。工事の採算性を示す完成工事総利益率は、全体で18年4~9月期がマイナス60%。前年同期のマイナス1%から大幅に悪化した。「筆頭株主である三菱商事や銀行、取引先と話し合い」。山東社長をトップに据えた「対策タスクフォース」を立ち上げた。本社と現場の責任者にそれぞれ副社長級の人材を置き、完成を目指す。https://www.nikkei.com/article/DGXMZO37980770Q8A121C1DTA000/?n_cid=NMAIL007
2018/11/28,英国とオランダの個人情報保護当局は27日、米ウーバーテクノロジーズから2016年に大量の個人情報が流出した問題で、それぞれ同社に罰金を科すと発表した。金額は英国が38万5000ポンド(約5600万円)、オランダが60万ユーロ(約7700万円)。データ保護体制が不十分で、被害者への通知を怠るなど発覚後の対応も不適切だったと指摘した。英蘭当局によると英国人約270万人分、オランダ人約17万4000人分の情報が含まれていた。同社は流出の事実を約1年にわたり隠したうえ、盗んだハッカーに10万ドル(約1140万円)を渡してデータ消去を依頼していた。英情報コミッショナー事務局は「サイバー攻撃への対策として不適切だ」と一連の対応を批判した。https://www.nikkei.com/article/DGXMZO38265960Y8A121C1000000/?n_cid=NMAIL007
2018/11/28,英国とオランダの個人情報保護当局は27日、米ウーバーテクノロジーズから2016年に大量の個人情報が流出した問題で、それぞれ同社に罰金を科すと発表した。金額は英国が38万5000ポンド(約5600万円)、オランダが60万ユーロ(約7700万円)。データ保護体制が不十分で、被害者への通知を怠るなど発覚後の対応も不適切だったと指摘した。英蘭当局によると英国人約270万人分、オランダ人約17万4000人分の情報が含まれていた。同社は流出の事実を約1年にわたり隠したうえ、盗んだハッカーに10万ドル(約1140万円)を渡してデータ消去を依頼していた。英情報コミッショナー事務局は「サイバー攻撃への対策として不適切だ」と一連の対応を批判した。https://www.nikkei.com/article/DGXMZO38265960Y8A121C1000000/?n_cid=NMAIL007