<中国支配下WHOテドロス事務局長は、楽観論的中立姿勢を固持か>
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[ジュネーブ 12日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)は12日、中国で新型コロナウイルスの感染拡大ペースが安定化しつつあるものの、「極めて慎重」に解釈すべきとの認識を示した。
中国国家衛生健康委員会は同日、中国本土で11日に新たに確認された新型ウイルスの感染者は2015人と、1月30日以来の低水準となった。
新型ウイルスの流行が中国国内でピークに達した可能性があるとの見方が台頭する一方、
WHOのテドロス事務局長は「感染拡大はなお(増減)いずれの方向にも振れる可能性がある」と慎重姿勢を崩さなかった 。
別の専門家デール・フィッシャー氏は「新型ウイルスは他国・地域に広がり、中国国外での感染拡大が始まっている」と警鐘を鳴らし、「とりわけシンガポールでは始まったばかりだ」と指摘した。
●シンガポールではこれまでに50人に感染が確認されている。
●さらに、入港が許されず横浜港に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」では、これまでに計175人の新型ウイルス感染が確認されている。
●米ボーイング<BA.N>幹部はこの日、新型ウイルス感染拡大による中国市場への影響で、世界の空輸貨物業界が今年拡大する公算は小さく、航空会社の業績が打撃を受ける見通しと述べた。
●横浜港に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」を運航するカーニバル<CCL.N><CCL.L>は、2020年利益に関する警告を発した。
●携帯電話通信の国際業界団体GSMAは、スペインのバルセロナで24─27日に開催される予定だった世界最大級のモバイル機器の展示会「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)2020」を中止すると発表。新型ウイルス感染拡大を受け、複数の企業が参加を見送ったためという。
●4月19日に上海で開催される予定だった自動車レースF1の中国グランプリも延期が決まった。