<選手の前を走る中継車は阿弥陀仏か>
<《他力(阿弥陀仏)の本願の意》仏語。自らの修行の功徳によって悟りを得るのでなく、阿弥陀仏の本願によって救済されること。>
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会見では日本陸連・瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダー(63)が、タイム向上のために大会の中継局であるNHKに異例の“注文”をする場面も見られた。選手の前を走る中継車が通る位置についてで「選手は報道車に向かって走っていくから、報道車は大回りせずに近道をいってほしい。車が大きいので選手は案外前が見えないんですよ。びわ湖は道路が広いですからね、端と外ではえらい違い」と自身も現役時代から感じていたというお願いを初めて公の場で口にした。全ては好タイムをアシストするためで「車の後をついていけばみんな安心して走れる。1秒2秒は大事ですからね」と選手を思いやった。