★日本医師会は「2020年1月~2021年1月スーパー・スプレッダー超級伝播者」検証成果を発表か>
★スーパー・スプレッダーからの感染を防ぐ術は
★★静止・移動期間における行動様式三密回避環境6条件=①検温・②消毒・③マスク、④換気・空調、⑤透明アクリルカーテン仕切り/人、飛沫ケア・エチケットリング(注1)⑥平時定員8割減予約2割限定(注2)=の非常時経済社会活動条件徹底か>
(注2.1)時間分割・分離・密接削減、時差出勤を5時間の範囲で1時間ずつに決めたら、全体で出勤の2割になるという説明があれば納得する。そうなると東京の一定の分野、業界、団体が話し合いをしながら時差出勤にしようとなる。
https://news.1242.com/article/219698
(注2.2)新型コロナ感染症、時間分割・分離、空間分割・分離、接触削減「8割必要」モデルで算出
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2021年1月20日 水曜 午前11:40 【執筆:FNN北京支局長 高橋宏朋】
「1人から118人に感染拡大 中国で相次ぐ新型コロナ「スーパー・スプレッダー」の存在」
■1人から感染爆発…街はロックダウン
中国では新型コロナウイルスへの感染が判明すると、ビッグデータを駆使して感染者の行動履歴の調査が行われ、それにより詳しい感染ルートが判明するケースが少なくない。冬に入り北部地域を中心に再び感染が広がりつつある中国だが、感染ルートをたどった結果、1人から118人にまで感染を広げた「スーパー・スプレッダー」の存在が明らかになった。
中国東北部・吉林省の衛生当局によると、隣接する黒竜江省の個人営業の男性(45)は、2021年1月8日から11日までの間に、吉林省内の健康サロンなどで、4回に渡り高齢者向けの講座を行った。すると12日以降、男性のほか、送迎を担当した運転手、サロンのスタッフ、講座の参加者、さらにその家族らの感染が次々と確認され、17日までに直接・間接含め118人の感染が判明した。講座の参加者はほとんどが60歳以上で、最高齢は88歳だったという。
感染者は講座が開かれた通化市と公主嶺市に集中しており、通化市と公主嶺市の一部はロックダウンされた。男性は中国メディアに対し、「アマニ油を販売していた」と語った。
男性は1月5日、黒竜江省内で列車に乗った際、後に無症状感染者と診断された中年夫婦と同じ車両に乗り合わせ感染したとみられる。男性は12日に無症状感染者と診断され、その後16日には正式に症状ありの感染者とされた。
■相次ぐ「スーパー・スプレッダー」の存在
SARS流行の際も注目された「スーパー・スプレッダー」は、通常よりも多くの人に感染を広げる人のことで、中国語では英語のsuper spreader(拡散する人)をそのまま訳し「超級伝播者」と呼ばれる。新型コロナウイルスの流行後、中国では「スーパー・スプレッダー」の存在が度々指摘されてきた。
遼寧省の瀋陽では2020年の年末に1人から27人に感染した例が報告されている。瀋陽市の保健当局によると、スーパー・スプレッダーと目されたのは11月末韓国から帰国した女性で、2週間の集中隔離を終えた10日後=14+10=24日後に感染が確認された。女性はこの10日間に何度か病院を訪れており、女性と接触し、感染が確認された人の多くは病院の医師や看護師、患者らだった。
また、年明け1月3日に遼寧省大連市の発表したケースでは、感染者1人から一緒に親族の会食に参加していた10人全員が感染し、さらに同じ団地に住む人など、本人を含め33人に感染が広がった。中国ではこうした「スーパースプレッダー」からの感染が相次いで明らかになっている。
■専門家「スーパー・スプレッダー」対策にはやはり…
新型コロナウイルスについてWHO=世界保健機関は、1人の感染者が免疫を持たない集団で平均何人に感染させるかを示す「基本再生産数」について、初期の段階で1.4~2.5と推定しているが、それよりも多いとの研究もある。
中国疾病予防コントロールセンターの幹部は中国メディアの取材に対し「感染者の中には相当高い比率で全く人にうつさない人もいる」と指摘する。
一方で、「10%ほどの感染者は基本再生産数以上の感染を引き起こす」とも述べた。つまり、必ずしもすべての感染者が二次感染を引き起こすわけではなく、主に一部の“感染性が高い人”が二次感染を広げているというのだ。
また、吉林省の疾病予防コントロールセンターの幹部は「スーパー・スプレッダーが発見されるのは感染の初期のため、排毒力が強い」と指摘する。呼吸器で感染する病気では「スーパー・スプレッダーは比較的よく見られる」という。(注A)
(注A)突っ込み役「山中」とボケ役「尾身」の両輪同期 視聴者数百万超えか:2020/3/8【新型コロナ対策 緊急対談60分】日本は「新型コロナ」にどう対応すべきか?〜尾身茂氏(新型コロナウイルス感染症対策専門家会議 副座長)×山中伸弥氏(京都大学iPS細胞研究所所長)
では、スーパー・スプレッダーからの感染を防ぐ術はあるのか?
中国の専門家は、やはり密を避け、社会的距離を保ち、マスク着用や手洗いなどの習慣をつけることが重要な予防措置になるとしている。