日本を代表する舞台女優で、劇団民芸代表の奈良岡朋子(ならおか・ともこ)さんが23日午後10時50分、肺炎のため東京都内の病院で死去した。
93歳(+平均余命4年=97歳)だった。
告別式は近親者で行った。
喪主はめいで演出家の丹野郁弓(いくみ)さん。
東京出身。
父は洋画家の奈良岡正夫。
1950年に劇団民芸の創立に参加し、俳優・演出家の宇野重吉、滝沢修らの教えを受けた。
クールな中に情熱をたたえた深みのある演技を見せ、舞台では「かもめ」「奇蹟(きせき)の人」「山脈」「火山灰地」「放浪記」など国内外の名作で重要な役を演じた。一方で「地の群れ」(熊井啓監督)、「どですかでん」(黒沢明監督)などの映画にも出演した。
格調高く歯切れのよい語りも親しまれ、NHKの連続テレビ小説「おしん」や大河ドラマ「篤姫」などでナレーションを担当した。
戦時中に青森に疎開した戦争体験者としての使命感から、一人語り舞台「黒い雨―八月六日広島にて、矢須子―」の全国巡演を続けた。
2022年の朗読劇「ラヴ・レターズ」が最後の舞台となった。
16年に読売演劇大賞芸術栄誉賞。
舞台「ドライビング・ミス・デイジー」で共演した俳優の仲代達矢さん(90)は「新劇界の輝くスターで、あこがれの的でした。
こまやかな心理描写には学ぶことが多かった」とのコメントを出した。
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平均余命の読み方は?平均寿命との違いとは?【男女別 年齢ごとの平均余命表あり】 2020年12月22日荒木 千秋
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