この頃は言葉が出ない日が多くなったので、写真を撮ろうと外に出たが
雑用をこなしている内に、落日に間に合わず日暮れてしまった。
みなさんの見事な写真を羨んでも、住んでいる場所が違うので
どんな無理したって同じような写真は撮れる筈も無い。
で、ここ独特の写真はと、考えたらこんな写真になってしまった。
フラッシュをオフにすると、妙に明るい写真に出来上がるので
敢えてフラッシュを発光させたら、目的どおり暗い写真になったが・・・
上の写真は我が家周辺の近景である。
こちらはフラッシュなしで撮った同時刻の公園
2回目の朗読実力講座に行って来た。
実力コースの初回だった前回は、ただオロオロ状態だったが
今回は、何故注意を受けているか、だんだんわかって来たので
何とかやって行けるのじゃないかと思い始めた。
課題は森田たまさんの「お手本」
NHKの朗読講座で扱うのは、著作権の関係で50年過ぎたものばかりだ。
ただ困ったのは、皆がひとりづつ同じ文章を読んで、その読み手の
「何処を直したらもっと良くなるか」感想を言わねばならないことだ。
毎回ではなく、一巡だけだが・・・
うっかりすると他人の揚げ足取りになり兼ねないので言いたくないし
本当は細かいことはよく分からないのが本音だけれど。
耳を澄まして欠点を探そうとしても、ひとつも聞き分けられないのが多い。
今日は30代後半の男の人がひとり、他所の曜日から来ていて
その人の読みについて先生から感想とアドバイスを求められた。
その方はボランティアの機関でお年寄りに読み聞かせと、視覚障害者の為に
市の広報の録音をしているという。
私が目指しているのとほぼ同じことをしていられる。
実力コースを終えたら、市のそういう機関に登録しようと思っている。
それはさて置き、ほとんど欠点の無い読み方だったが、たった一つ
著者が女性なのだから、もっとやわらかな読み方をした方が
良いのではないかと、それだけ思った。
すると彼はそのようにやわらかく読み直し、先生は絶賛した。
少し耳にがさつく声だったが、ソフトで受け入れやすい声に変わった。
前回の基礎コースの時も時たま感じたが、「この部分はもっと出来そうだ」
と感じたら、より高度なものを要求してくる。
それは人による。
この人は、より高度なものを求められて叩かれているのだな、傍で思う。
たまに私にもレベル以上を求められているらしいと感じる時があるが、
本人は必死で、なかなかそれに応えることは出来ない。
やっぱり順番があるような気がする、というのは甘えか。
私の読む番が回って来た。
「此処をこうしたらもっと良くなる、という所はありませんか?」と
先生はみんなに聞いた。 他の人の時もそうだが、誰も積極的に
答えようとしないので強制的に名指しされる。
ところが先生が突然
「Kさん、声が変わりましたよ。前回よりずっと声が上がり明るくなりました。
如何したのですか?」 と私の変化に驚いたように目を丸くした。
「基礎コースの時は、とても悲しいことがあったので、自分でも暗い声だと
分かっていました。立て直そうと思っても出来なかったのです。
それがなんとか又、半分くらい元の声に戻ったような気がします。」
とつい涙ぐんで率直に答えてしまう私。
「そうですか!そういうことは声に現れるのですね」と先生は頷いていたが、
そのお陰で私の声の落ちて行く部分が何処かは、すっ飛んでしまった。
基礎コースの時は、声が落ちる、暗い、と言い続けられて3ヶ月。
「あなたの言い方では助かるものも重傷か死んじゃいますよ。」
と言われて心に突き刺さったこともあったけれど・・・
でも努力しても限界があった。 それを時が易々と越えさせてくれたのか。
8月の中頃に自分の声がかなり元に戻ったらしいこと、気がついていた。
声に張りが戻って来たような気がする・・・
それが朗読の先生に証明されようとは!
生きることを否定しているつもりでも、身体は生きようとしている。
昨日衛星放送で観た映画、(この映画3度目、お勧め!)
ラッセル・クロウ主演の「グラディエイター」の解説で言っていた言葉。
きっとその通りなのだろう。
帰りは少ない人数で和気藹々と駅に向った。
基礎コースから実力コースにそのまま来た人は半数くらい。
「人数が減った分、丁寧に教えてもらえるようになって良かった。」
「その分、他に目が逸れないから大変!」
「ドツボに嵌ると抜け出せない。」 など共通の悩みで盛り上がりながら。
「真っ直ぐ帰るの?」の声に「うん、今日はね。」と答えた。
皆でお茶飲んでもっと話したかったが、もう6時近い。
あっという間に渋谷の雑踏の中に入り込んでしまった。
帰り道、自宅近くのデパートに寄った。
目当ては6階の天麩羅屋の天丼の持ち帰り。
急いでエスカレーターに乗ろうとすると、見覚えの有る顔。
デパートの2階のコンコース催事コーナーは、入れ替えの最中。
台車を押している男性は、以前勤めていた会社の社長だった!
イタリア展が水曜から始まる。その指揮を執っているらしい。
色々な会社を束ねているけれど、会社本体は小さいものだ。
スルリと通り過ぎた。今は未だ見付かりたくない。
雑用をこなしている内に、落日に間に合わず日暮れてしまった。
みなさんの見事な写真を羨んでも、住んでいる場所が違うので
どんな無理したって同じような写真は撮れる筈も無い。
で、ここ独特の写真はと、考えたらこんな写真になってしまった。
フラッシュをオフにすると、妙に明るい写真に出来上がるので
敢えてフラッシュを発光させたら、目的どおり暗い写真になったが・・・
上の写真は我が家周辺の近景である。
こちらはフラッシュなしで撮った同時刻の公園
2回目の朗読実力講座に行って来た。
実力コースの初回だった前回は、ただオロオロ状態だったが
今回は、何故注意を受けているか、だんだんわかって来たので
何とかやって行けるのじゃないかと思い始めた。
課題は森田たまさんの「お手本」
NHKの朗読講座で扱うのは、著作権の関係で50年過ぎたものばかりだ。
ただ困ったのは、皆がひとりづつ同じ文章を読んで、その読み手の
「何処を直したらもっと良くなるか」感想を言わねばならないことだ。
毎回ではなく、一巡だけだが・・・
うっかりすると他人の揚げ足取りになり兼ねないので言いたくないし
本当は細かいことはよく分からないのが本音だけれど。
耳を澄まして欠点を探そうとしても、ひとつも聞き分けられないのが多い。
今日は30代後半の男の人がひとり、他所の曜日から来ていて
その人の読みについて先生から感想とアドバイスを求められた。
その方はボランティアの機関でお年寄りに読み聞かせと、視覚障害者の為に
市の広報の録音をしているという。
私が目指しているのとほぼ同じことをしていられる。
実力コースを終えたら、市のそういう機関に登録しようと思っている。
それはさて置き、ほとんど欠点の無い読み方だったが、たった一つ
著者が女性なのだから、もっとやわらかな読み方をした方が
良いのではないかと、それだけ思った。
すると彼はそのようにやわらかく読み直し、先生は絶賛した。
少し耳にがさつく声だったが、ソフトで受け入れやすい声に変わった。
前回の基礎コースの時も時たま感じたが、「この部分はもっと出来そうだ」
と感じたら、より高度なものを要求してくる。
それは人による。
この人は、より高度なものを求められて叩かれているのだな、傍で思う。
たまに私にもレベル以上を求められているらしいと感じる時があるが、
本人は必死で、なかなかそれに応えることは出来ない。
やっぱり順番があるような気がする、というのは甘えか。
私の読む番が回って来た。
「此処をこうしたらもっと良くなる、という所はありませんか?」と
先生はみんなに聞いた。 他の人の時もそうだが、誰も積極的に
答えようとしないので強制的に名指しされる。
ところが先生が突然
「Kさん、声が変わりましたよ。前回よりずっと声が上がり明るくなりました。
如何したのですか?」 と私の変化に驚いたように目を丸くした。
「基礎コースの時は、とても悲しいことがあったので、自分でも暗い声だと
分かっていました。立て直そうと思っても出来なかったのです。
それがなんとか又、半分くらい元の声に戻ったような気がします。」
とつい涙ぐんで率直に答えてしまう私。
「そうですか!そういうことは声に現れるのですね」と先生は頷いていたが、
そのお陰で私の声の落ちて行く部分が何処かは、すっ飛んでしまった。
基礎コースの時は、声が落ちる、暗い、と言い続けられて3ヶ月。
「あなたの言い方では助かるものも重傷か死んじゃいますよ。」
と言われて心に突き刺さったこともあったけれど・・・
でも努力しても限界があった。 それを時が易々と越えさせてくれたのか。
8月の中頃に自分の声がかなり元に戻ったらしいこと、気がついていた。
声に張りが戻って来たような気がする・・・
それが朗読の先生に証明されようとは!
生きることを否定しているつもりでも、身体は生きようとしている。
昨日衛星放送で観た映画、(この映画3度目、お勧め!)
ラッセル・クロウ主演の「グラディエイター」の解説で言っていた言葉。
きっとその通りなのだろう。
帰りは少ない人数で和気藹々と駅に向った。
基礎コースから実力コースにそのまま来た人は半数くらい。
「人数が減った分、丁寧に教えてもらえるようになって良かった。」
「その分、他に目が逸れないから大変!」
「ドツボに嵌ると抜け出せない。」 など共通の悩みで盛り上がりながら。
「真っ直ぐ帰るの?」の声に「うん、今日はね。」と答えた。
皆でお茶飲んでもっと話したかったが、もう6時近い。
あっという間に渋谷の雑踏の中に入り込んでしまった。
帰り道、自宅近くのデパートに寄った。
目当ては6階の天麩羅屋の天丼の持ち帰り。
急いでエスカレーターに乗ろうとすると、見覚えの有る顔。
デパートの2階のコンコース催事コーナーは、入れ替えの最中。
台車を押している男性は、以前勤めていた会社の社長だった!
イタリア展が水曜から始まる。その指揮を執っているらしい。
色々な会社を束ねているけれど、会社本体は小さいものだ。
スルリと通り過ぎた。今は未だ見付かりたくない。
ボランティアの朗読が目標とか、張り合いがあっていいですね。ぜひ実現してほしいです。
私の声だときっと明るいいい話はダメだと思います。昔から自分の録音の声を聞くとがっかりしてました。今でも留守電のメッセージを聞くと暗いと思いますね。
読書の秋、秋の夜長を朗読の練習、絵になりますよ。きっと…。
見えたまま 写真にできるといいのですが、
どうしても 小さくなってしまいます・・・。
すてきな公園ですね♪
私は幼い声なので 落ち着いた声に憧れます。
これで二回目ですが、
塩野七生さんの「ローマ人の物語」を読んでいたのでとても興味がありました。
闘技場のシーン、ハンニバル率いるカルタゴとローマ軍の戦い、
あれは圧巻でしたね。
もっとも、主人公はハンニバル役なので、ローマは負けてしまいましたが。(笑)
朗読実力講座の様子・・
以前から感じていましたが、とても臨場感のある描写と感心しております。
お声に元気がでたということで、
これはなによりでした。
何かにチャレンジするって気持ちに張りが出てくるものですね♪市の広報に「物語を読む録音ボランティア募集」の広告が載ったのですが、今年の応募は見送りました。来年、応募して見るつもりです。
前より良くなったとはいえ、私も声は暗いです。
電話の応答で自分の声を吹き込んだ時に、私もギョッとしましたよ(笑) なので今は電話に入っていた応答にしました。これなら自宅に電話してギョッとすることもなくなりますから
絵になる読書、してみたいです
大好きなので大きな三日月、ぜひ観たかったです!
この頃、夜空は曇りと決め込んでいて見逃しました。
いったい私はその間、何をしていたのだろう?
ざんね~ん
文章とか写真で垣間見える春堤さんはとてもパワフルな感じで、幼い声とはとても結びつかないのですけどね~? きっと可愛い声なのでしょうね♪
私は今のところ見掛けは、孫の弁に寄ればドラクエ8のラスボスの「ラプソーン」だそうですよ。ただ今、スリムな主人公の成るべく努力中です
実は誰か観ていなかったかな~と一縷の望みを持って
「グラディエイター」と書いてみました。春さんが観ていてくれて良かった!
闘技場のシーン、素晴らしかったですね!本当に圧巻でした。カルタゴ軍、ばんざ~い
何度観ても、初めて観たようにハラハラドキドキします。 何年か前に娘が「ママ、グラディエイター良いよ。」と言ったことから観るようになったのですが、最初は「随分地味な感じの主人公だけど、大丈夫かな?」と危ぶんでいました。ところがその地味が味わい深くなって良かったのですね。
朗読の実力講座、一生懸命やってみます。
講座の名前どおり、少しでも実力がつけば良いのですが・・
いつか戻ってくるかも、と望みを持っていた声がやっと戻って来たようで安堵したりちょっとショックだったり、複雑です。
ありがとうございます。
いつも表情には気をつけているつもりでは
おりますが、声を意識したことはありません
でした
振り返ってみますと、なるほどと反省やら
後悔が思いつくことばかりです。
声もどれほど人様に感じの良し悪しを
与えますことでしょう or
お写真とってもとっても素敵です!
映画は残念ながら見逃しましたが、この夜空の
お写真見つめておりましたら、遠い日に聴きました
♪~夜空のトランペット~♪が、心の奥から響いて
きました。。。
夜の公園も素敵!
前頁のガーベラ(?)も、優しいお花なのに
お写真ではとっても強烈!!で素敵でした。
また、楽しみに伺います
でも、写真の事はサッパリわからないのです
≫生きることを否定しているつもりでも、身体は生きようとしている
この文面は何処でか私も見、聴き覚えがあります
本能は神から人間に与えられた試練か希望か…(偉そうに…)
自分を高めることしか解決は無いのでしょうか
読み手の感想を求められるのですか~
相手の欠点を探すより自分に無いものを感想として求められる方がやりいいですがそうは言っておれないのですね~~
私って意外と八方美人なものですから(笑)
ばーばサンの朗読に取り組む姿勢を私も参考にしたいと思います
近頃同じ失敗を懲りずに繰り返しています
生け花教室の先生をなさっているので、
表情に気をつけていらっしゃるのですね
生徒さんは先生の表情で一喜一憂をしますものね!
そう考えたら習い事の先生は気の抜けないお仕事ですね~。
私も最初は気が付かなかったのですが、自分の朗読の声を
カセットで聴き始めてから気が付いたのです。
自分の耳で聴くのと、カセットの声とは違いますので
客観的に聴いてでした。
言葉はイントネーションも、大事だし・・・
ちゃんと考えると影響は大きいかもしれません
今まであんまり考えたこと無かったのですが・・・
写真は私の言葉の代わりを務めてくれますので、近頃は
写真無しには日記を書けなくなりました。
夜の真っ暗な写真、私も少し気に入っているのです