ばーばの独り言

愛する娘へ。孫と過ごす喜びと身辺の出来事

☆ パソコン暦

2006-10-10 00:45:43 | 
私が電気店に飾って有るものではないパソコンを初めて見たのは
たしか1999年12月31日のことだったと思います。

大晦日の夜に玄関ドアの前で娘が
「買って来ちゃった~!」とパソコンを抱きかかえながら
報告している笑顔が思い出されます。
デスクトップ型のパソコンで展示品なので安く買えたとの事でした。

きっかけはその2~3週間前に娘の大事なビデオテープに
私が他の番組を撮ってしまって、消してしまったこと。

親子で揉めました。
謝りましたが、そんなのちょいちょい起こる事。

するとパソコンならその手の情報が取れるかもしれないと
考えたのでしょう。
そこで思い切ってパソコンを買ったのだと思われます。

娘は会社で色々なタイプのパソコンを使ってきているので
必要な箇所は分りますが、私は全く分りません。

少し興味を示した私に娘は熱心に教えようとしています。
「ホラホラそこじゃないって!そんなクリックの仕方ないでしょ!」
頼まないのに鬼教官と化した娘はガミガミ!

そんな日が何日か続いた或る日、私がキレました!
「も~~~お、お前から教わらない!」

高齢者用のパソコン初心者本を買ってもサッパリ分りません。
新聞のちらし広告を探しても安くてお手軽なパソコン教室は
見当たりません。
前には何度も見かけたのに、必要な時に限って無いのです。

仕方ないので駅の向こうにあるアビバの「総合C級」のクラスに入りました。
1回90分、週2回で3ヶ月間。殆んどがワードでした。

基本のひらがな、カタカナが終わると、例題は会社関係の
連絡文書が多かったですね。
エクセル、メール、インターネットは少々。
パソコン教室に通ったって、パソコンの1%も分りません。

ワードの機能を少し使えるようになって、メールを習って検索が
少し出来るようになっただけです。
使えば使うほど(というほど使ってないけど)その先に有る難関にぶつかります。
諦めると先に進めない。 

娘のパソコンを使うことは、間借りをしているみたいで
彼女のメモリーを消さないように気を使っていたので
いっさい自分用ダウンロードはしませんでした。

だから利用するのはメールと、2人とも気に入っている
ゲームのサイトの質問攻略版とか音楽関係のBBS。

「ファイナルファンタジー10」の時は2人とも
紅蓮さんという方が管理人の攻略サイトに出入りして
質問したり、感想言い合ったりして楽しかった!
年齢層が多様でチャット状態の攻略掲示板など今有りません。

色々な年齢層の人が出入りしていて・・・
お気に入りだった攻略サイトはその後無くなっていました。
本当に残念!


メールは練習しました。
中学時代の友人に練習台になってもらって毎日毎日、
飽きることなく長文のメールを送り付けました。
タッチタイピングの練習の為です。

3~6ヶ月掛ったでしょうか?
なんとか指を動かせるようになりました。

タッチタイピングゲームの「スピードストローカー」を
ダウンロードしてくれて、その中にある中国の格言が
面白くてそれを毎日打ち続けました。
その頃のパソコンはウィンドウズ98だったので
そのフリーソフトが使えました。XP用では無いみたいです。
勉強の為というよりそれ自体が娯楽でしたから。

娘が結婚する時
「ママ、プレステ2(ゲーム機)を置いて行くから」と言われました。

うちの家族は昔は幾つもの種類のゲームをやっていましたが、
大人になるに連れゲームする時間がなくなり、家族全員が
(ツレアイは除く)プレイするのは「ファイナルファンタジー」
だけになっていました。

専業主婦中の私が断然有利で、色々な攻略サイトから
情報を引き出したり、メールで子供達に送ったり。

「P2良いの?」と聞くと笑いを含んだ顔で
「うん、良いよ。私が居なくなったら寂しいでしょ。」って言ったのに。

「パソコン、やらないの?」
「いつかやるかもね。今すぐ必要って訳じゃないから」
と私が言うと
「パソコン、私が買うから」と新しいXPを買ってくれました。
今使っているこのパソコンです。


私が本腰を入れてパソコンを使うようになったのはそれからでした。
と言っても使っている機能は少々です。

昨年の冬、娘のパソコンが頻繁にフリーズするようになったと
言っていたので、
「じゃあ、今度は私が買ってあげる。」

彼女は去り、新しいノートパソコンが残りました。
7月ごろ父親に「娘のパソコン使う?」と聞くと
「うん、使う。」の返事。 ビックリ仰天!
携帯メールも使ってない人からそんな返事が帰ってくるとは!
「9月になったら使う」という約束でしたが、未だに私が
会社に連絡していない。明日にでも電話しよう。

娘が鬼教官じゃなかったらアビバにも行ってなかったでしょう。

思い出にゲーム機とパソコンは切り離せません。

今は根気の必要なゲームは出来なくなりました。
ちょっとの時間の間に出来る単純なミニゲームを毎日。

あの日からずっと毎日
くりかえしくりかえし。
















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