☆ だらだらと・・

家の周囲を歩いていると枯れ葉が目に付く。
本格的な紅葉を観に行きたいと思いながら
あれこれの理由でそれもままならず・・

この秋の一日を　時に朝からバタバタと忙しく、
時に何日も連続して、一人寂しく誰とも接触しない
予定ガラアキの日を過ごす。
それも何か、虚しいと感じる今日この頃・・

テレビを何気なく点けていたら突然「日曜農業」という
言葉が耳に飛び込んできた。

その言葉を聴いたとたん、週一日でも良いのか、と急に目の前が
明るくなって道が見えたような気がした。
農業は毎日のように畑に行って働かなければ成立しないものと、
強迫観念を持っていたが、週一回の農作業でも良いのかと胸にストンと落ちた。
この２～３年、畑をやってみたい気持ちが徐々に高まっていたのだが
自宅の近くに畑が無いと出来ないものだと諦めていた。

しかしその時から　週末でも週一でも、楽しみながら出来るのなら
畑を遣ってみたい気持ちが（夢物語）から少し具体性を持ってきた。
ちょっとくらい遠くても自転車で行ける範囲なら　とか
バスに乗って畑に通うことになっても良いか、
と気持ちが一歩前進した。

私の住んでいる町は、駅から歩いて６分で一応繁華街に隣している。
当然　家の近くに農地など無いと諦めていたが、市の貸し農園の
ページを調べると、６０歳以上の高齢者向けに「生きがい農園」として
１０平方メートル単位で貸し出しているらしい。
地図で調べると、自転車で行っても１０分くらいの距離に
市の農園が三ヶ所ある。

２年契約で４０００円という低料金だし、広くないのも
年相応でピッタリだと勝手に想像を膨らませたが・・
「生きがい農園」を借りるのも、市の募集に応募して
希望する場所に当たらなければ出来ないのだ。
来年からの貸し出しに、空きが有れば良いのだけれど。

あかまんまの花を咲かせたい。←これは農業とは違う。
ハーブも作りもしたい。
じゅがいもも作りたい。
葉ものも良いなと想像だけがどんどん膨らむ。
何の知識も無い現状なのに・・

今年の春に近くの女子大でハーブ等のガーデニング講座の募集をした。
羨ましげに横目でチラチラそのお知らせを眺めながら
録音ボランティアとガーデニング講座との「二又は掛けられない」
と我慢した。

ひたすら「録音ボランティア」の講座を待っていたのだ。
来年も今と同じく講座の続きがあって、火曜日を中心に、
他の曜日も勉強と実際の活動が始まるようだ。
曜日が重なったり、我が家の事情が新たに浮上したりで
この講座が終わったら戻ろうと思っていた「朗読」の勉強に
戻れない可能性も出て来た。

そこで、飛躍して畑仕事。
来春はそれに応募しよう、と次々夢が広がった。
気持ちだけが先走って、本当は今何をするべきなのか
したいのか？
収拾がつかない昨今である。

もちろん、今まで勉強してきた「録音」の勉強をしっかり続けて、
次の段階に向かえるようになるのが大前提なのだが・・

今、声がスムーズに出ない。
喉に痰がからむのは５年ほど前からだが、特に朗読をしようと
緊張する時に限って、よけい酷くなる。　
講師を務めて下さっている大先輩の方々、みなさん、
分かり易く、聴き易い、素晴らしい声と発音をしていらっしゃる。
この年齢で録音ボランティアにチャレンジしても、声の加齢で
自分に与えられた時間は少ない、或いは無駄、なのではないかと
勉強が進むに連れ、自信喪失して行く日々である。


あっちへヨロヨロ、こっちへヨロヨロ。。
迷い多い日々を過ごしている。