◇白菜漬け
夕方、近くの八百屋さんに白菜漬けを買いに行きました。
店先にポリ袋に入って幾つも並んでいます。ここの白菜漬けは塩加減が良くてとても美味しいのです。この寒さが一段と白菜の甘みを出して美味しくしているようです。お値段も4分の一株で200円と安いのです。
「良かった。お正月の2日に無くなって困っていたのよ。」と3つ手に持つと、そこのおかみさんが
「これ食べてみたけど美味しいね~。」と私に相槌を求めます。
「うん、とても美味しいのよ。」と私。
「あれっ?立場が逆じゃない?言うセリフ反対じゃない?」
「いつも、作っている時に切れ端は食べるけど、ちゃんと食べたのはお正月だけだからね~。」年輪が刻まれた一見怖い顔が、照れたように笑っています。
「あら、そうだったの。」とこちらも一緒に笑ってしまいました。
そこで買う白菜漬けは浅漬けのときと古漬けのときがあります。当然古漬けのときはそのまま食べるのですが、浅漬けのときは一手間かけるのです。金沢から取り寄せている「荒波の花」という塩をほんの少しパラパラと振り、柚子の皮を細く刻んで漬物器でぎゅっと押して冷蔵庫へ。3日後から食べ始めます。一味唐辛子をパラパラ、パラパラと沢山振ってしょう油をチョッピリ。
ここで使う荒波の花というのは、以前通信販売で買った糠床に「おまけ」で付いて来た塩で、ざら目のような粒をしていて味はマイルドです。舐めても舌を刺すようなしょっぱさは無く、漬物にうっかり多めに入れても大丈夫。おにぎりや焼き魚は荒波の花に限ります。糠床も良かったけど塩が気に入り、小さい袋に印刷されていた販売元に電話を掛けて、取り寄せるようになりました。送料別で1袋(1キロ)400円。いつも8袋くらい注文して友人と分けています。 それで夏は茄子の塩漬けをせっせと作っています。
◇ 辛味きゅうり
私の好きな漬物はもう一つあるのです。
それは、「辛味きゅうり」。こちらは8本入って700円と高めです。
百貨店の地下野菜売り場にテナントで入っている店で売っているのですが、そのきゅうりのタレは絶妙で私の貧しい言葉では表現が難しいのです。
嫁が来たときに細かく刻んでテーブルに出して置いたら「お母さん、これ美味しいですね。」と言いながら素手でパクパク、スピードで口に運んでいます。「あなたの食べっぷりと来たら。」とクスクスすると、真剣な顔で「美味しいです。」と言われました。
そんなに好きならと、時々嫁のために買っておきます。すると彼女のお友達が来た時にもお茶うけとして出したら、その友達も気に入ってその百貨店に買いに行き、その友達も気に入って、と芋づる式というか、鼠算式というか次々に広まって入荷量を大幅に増やしたそうです。
「友達の間で凄い勢いで広まっているのですよ。あの店はお母さんが買う辛味きゅうりをただにしても良いくらいです。」と嫁は断言するのですが、困ったことが起こりました。私の買いたい辛味きゅうりがいつ行っても品切れなのです。みんなが買うから私のが無くなったなどと恨みがましいことは言いませんが・・・いや、その通りなのですが。
◇ 柚子のマーマレード
これはつれ合いがいただいて来たものですが、生の柚子と蜂蜜で作られているのです。大好きな香り高い柚子と蜂蜜で作られた黄金色のとろりとしたマーマレードは、軽くトーストしたパンにたっぷりつけて食べるとホッペが落ちるのですよ。見るからに無骨な造りのラベルと中身ですが、野趣があって最高でした。直ぐ無くなってしまったので、どこで注文したらよいのかとラベルを見るとハングル文字と漢字で柚子茶と書いてありました。
夕方、近くの八百屋さんに白菜漬けを買いに行きました。
店先にポリ袋に入って幾つも並んでいます。ここの白菜漬けは塩加減が良くてとても美味しいのです。この寒さが一段と白菜の甘みを出して美味しくしているようです。お値段も4分の一株で200円と安いのです。
「良かった。お正月の2日に無くなって困っていたのよ。」と3つ手に持つと、そこのおかみさんが
「これ食べてみたけど美味しいね~。」と私に相槌を求めます。
「うん、とても美味しいのよ。」と私。
「あれっ?立場が逆じゃない?言うセリフ反対じゃない?」
「いつも、作っている時に切れ端は食べるけど、ちゃんと食べたのはお正月だけだからね~。」年輪が刻まれた一見怖い顔が、照れたように笑っています。
「あら、そうだったの。」とこちらも一緒に笑ってしまいました。
そこで買う白菜漬けは浅漬けのときと古漬けのときがあります。当然古漬けのときはそのまま食べるのですが、浅漬けのときは一手間かけるのです。金沢から取り寄せている「荒波の花」という塩をほんの少しパラパラと振り、柚子の皮を細く刻んで漬物器でぎゅっと押して冷蔵庫へ。3日後から食べ始めます。一味唐辛子をパラパラ、パラパラと沢山振ってしょう油をチョッピリ。
ここで使う荒波の花というのは、以前通信販売で買った糠床に「おまけ」で付いて来た塩で、ざら目のような粒をしていて味はマイルドです。舐めても舌を刺すようなしょっぱさは無く、漬物にうっかり多めに入れても大丈夫。おにぎりや焼き魚は荒波の花に限ります。糠床も良かったけど塩が気に入り、小さい袋に印刷されていた販売元に電話を掛けて、取り寄せるようになりました。送料別で1袋(1キロ)400円。いつも8袋くらい注文して友人と分けています。 それで夏は茄子の塩漬けをせっせと作っています。
◇ 辛味きゅうり
私の好きな漬物はもう一つあるのです。
それは、「辛味きゅうり」。こちらは8本入って700円と高めです。
百貨店の地下野菜売り場にテナントで入っている店で売っているのですが、そのきゅうりのタレは絶妙で私の貧しい言葉では表現が難しいのです。
嫁が来たときに細かく刻んでテーブルに出して置いたら「お母さん、これ美味しいですね。」と言いながら素手でパクパク、スピードで口に運んでいます。「あなたの食べっぷりと来たら。」とクスクスすると、真剣な顔で「美味しいです。」と言われました。
そんなに好きならと、時々嫁のために買っておきます。すると彼女のお友達が来た時にもお茶うけとして出したら、その友達も気に入ってその百貨店に買いに行き、その友達も気に入って、と芋づる式というか、鼠算式というか次々に広まって入荷量を大幅に増やしたそうです。
「友達の間で凄い勢いで広まっているのですよ。あの店はお母さんが買う辛味きゅうりをただにしても良いくらいです。」と嫁は断言するのですが、困ったことが起こりました。私の買いたい辛味きゅうりがいつ行っても品切れなのです。みんなが買うから私のが無くなったなどと恨みがましいことは言いませんが・・・いや、その通りなのですが。
◇ 柚子のマーマレード
これはつれ合いがいただいて来たものですが、生の柚子と蜂蜜で作られているのです。大好きな香り高い柚子と蜂蜜で作られた黄金色のとろりとしたマーマレードは、軽くトーストしたパンにたっぷりつけて食べるとホッペが落ちるのですよ。見るからに無骨な造りのラベルと中身ですが、野趣があって最高でした。直ぐ無くなってしまったので、どこで注文したらよいのかとラベルを見るとハングル文字と漢字で柚子茶と書いてありました。
長野相木村の野沢菜漬け、秩父両神村のブルーベリージャムなどなど、田舎のない私は今では日本中に故郷を持ったような(食べ物)小さな喜びを味わっております。
あっ、いつもコメントありがとうございます。励みになります。