☆ うたた寝の間に

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夕食のあと、文庫本を持って布団に横になりました。

行楽地のバス専用の大きな駐車場を歩いていました。
私たちが乗る大型バスが止まっているのが見えました。
帰りのバスに乗る為に仲間が１０人ほどこちらに向って歩いて来ます。
仲間というのは小中学校のクラスメイトのようです。

もう帰りの集合時間が近いと思い、仲間と合流する前に
トイレに行っておこうと入ると、ふる～い昔の壊れそうな木のトイレでした。
窓は破れ、外から見えてしまいます。
用心して済ませてから、外に出てバスを探しました。
あちらを見てもこちらを探しても、さっきまで有ったバスは見当たりません。

この駐車場は空っぽに近く、私の乗るバスは発車する場所が違うので
移動したようです。
何処に移動したのか、仲間がいるバスを必死に探す私。
携帯電話で場所を聞こうとするのに、バッグの中を探しても
焦っているので携帯が見付からない！

発車時刻が迫って来ています。
（いいや）、と開き直る気持ちになります。
バスが私を置いて行ってしまっても、お財布持っているのだから
自分で帰れるものね・・・と少し安心します。

でも、やっぱり仲間が居るぎゅう詰めのバスに乗って一緒に帰りたい！
グルグル歩き回っていると、突然　風景が変わって別の大型バスの
駐車場に出ました。
大型観光バスがたくさん並んでいます。

（ここだ！）とあたりを見回すと、何故か俳優の柄本明に似ている人と
すれ違います。
この人、見たことある顔だ、とちからを得てバスを探そうとすると
「みんなが待っているよ。」その人からを声を掛けられます。
やっとみんなと合流できる、と大きな安心に包まれた時に目が覚めました。

文庫本を読もうと横になったとたんに
うたた寝をしてしまったようです。

この一年近く、私は友達を締め出してしまったようです。
家族旅行はしましたし、Tちゃんとも出かけましたが彼女は親戚。
それ以外の友だちにほとんど会っていない。

娘の友人は私たちにとても良くしてくれます。
ご夫婦が赤ちゃん連れて、娘に紹介しに来てくれました。
抱きしめるとやわらかで甘くて良いにおい！
とっても可愛い元気な女の子さんでキュート

中学校や職場での親友も訪れて、和気藹々と食事を一緒にしたり、
私たちを心配して連絡くれたり・・・
娘の友人は情の深いステキな人ばかりです。
本当にありがとう。
感謝しています。

でも、自分の友だちは締め出して閉じ篭ってしまったようです。
考えたら、その友人たちもじゅうぶん閉じ篭りの理由のある人たちです。
いえ、私が閉じ篭る前に、とっくに閉じ篭りの気配のある人たちでした。
人間が好きだった私が積極的に電話して会っていたのでした。

こんど私から連絡して会おう。
お昼でも一緒に食べて、洋服売り場やアクセサリーでもみよう。
女同士、姦しくワイワイやる俗世界が良い。

きっとこの夢は、みんなと一緒が良いよ、という示唆なのでしょう。


オチがひとつ！
夢から覚めても、昔のぼっとんトイレの臭いがします。
この文を書いている最中もずっと漂っているような気がして・・・
臭い付きの夢でした