関東暮らし

関西人から見た関東暮らしの出来事を記す

《全国で10万人以上が原発ノー》

2012年03月18日 | コラム
#84=3015
2012年3月19日付
《全国で10万人以上が原発ノー》
 東日本大震災から1年を迎えた3月11日、全国で追悼と鎮魂、復興を誓う催しが多様に開かれました▼また、東京のみならず福島県をはじめとする各地で「原発をなくそう」という集会・デモ、パレードが行われました。本紙で紹介した「フライング・ダッチマン」の曲も随所で流れていたようです▼「脱原発」「反原発」「原発ゼロ」などスローガンは様々にせよ、人々がそれぞれの思いで、自覚的に全国一斉に行動に立ち上がることは、ずいぶん久しぶりのことではないでしょうか。翌日の新聞紙上の数字を拾っただけでも少なくとも10万人以上が行動しています。また、韓国や台湾、フランスなど諸外国でも、集会やデモが行われ、まさに歴史的な日になりました▼その日、筆者は神戸で開かれた「『あれから1年』集会 いっしょに考えよう―震災復興・原発ゼロの社会へ―兵庫から被災地へ想いを寄せて」に参加しました。原発をなくす兵庫の会と阪神・淡路大震災救援・復興兵庫県民会議が主催したものです▼兵庫では、福井・若狭湾周辺の関西電力原発の脅威とともに、17年前の阪神大震災以来の復興運動と重ねて、被災者に寄り添う運動のエネルギーがあふれているようです。いわく「阪神・淡路大震災の教訓を生かせ」と叫んでいます。

写真は 3月11日の神戸での集会
神戸市役所(左の高層ビル)南の広場
登壇者は増山麗奈氏(画家)で、子どもの放射線被害を考えて、
東京から西宮に避難しているということのようだ


集会では、一人ひとりの願いを
書いた短冊を付けて風船が飛ばされた

《代表選考はスポーツの結論か》

2012年03月18日 | コラム
#83=3014
2012年3月12日付
《代表選考はスポーツの結論か》
 3月5日、ロンドンオリンピック男子マラソン代表の最終選考レースでもある琵琶湖毎日マラソンが行われ、一般参加の山本亮選手が2時間8分44秒の好タイムで日本人1位を獲得しました。東京マラソン日本人トップの藤原新選手とともに、久しぶりの好タイムが続いています▼雨天で気温7・7度という悪条件の中でも山本選手は自分のペースを守り、トラックでの大逆転をなしとげました。五輪代表候補にも挙げられない中でも本人は「五輪に出たい」の一念で練習を重ね来たそうです。「選考レースの真価」が発揮されたとも言えます▼TV中継を見ていて、マラソンはもはや「持久走」ではないと感じました。トップランナーたちはペースメーカーが抜けた25㌔以降、いわゆるゆさぶりを仕掛け、そこから競り合いのレースになっています。そこで勝ち抜こうとした実業団トップ選手が脱落し、持久型で我慢した選手が勝ち上がったのは皮肉のようにも思えます。いずれにせよ、今後はさらに力を発揮して下さい▼五輪代表選考は今回も難題山積でした。いつも五輪マラソン選考は、割り切れない結果の感じがします。それに比べ、東京マラソンに出場したわが同僚は、走りが大好きで、自らの目標に向かって練習を重ね、スカッとしています。

〈写真は2月26日の東京マラソン・37㎞(豊洲)付近〉

同僚が走るのを見に行ったが、発見できなかった。