関東暮らし

関西人から見た関東暮らしの出来事を記す

2年ぶりの陸中海岸・被災地へ

2015年06月30日 | 日記
《宮古・田老》
 
〈写真↑ 浄土ヶ浜:宮古市〉
4月22日(水)朝一番の新幹線で北へ、岩手・盛岡には9時前に着いた。
バスに乗り換え約2時間で宮古市へ。
現地のK村さんの案内で田老地区などを視察。
この日から3日間岩手の被災地訪問だった。
浄土ヶ浜などにも立ち寄り、宮古泊。


〈宮古市・田老のホテル跡〉


〈田老地区の仮設住宅〉


〈田老地区の防潮堤…世界一と言われた堤防もズタズタに破壊されたままだった〉


〈宮古の港近く・・・自宅跡地で事業再建への苦労を聞く〉


〈宮古の市街地から見えるラサの煙突・160メートル:旧田老鉱山宮古精錬所跡〉

《釜石》
4月23日(木)は釜石と大船渡の市役所他を訪問。大船渡泊
  釜石は、惨事便乗型でイオンが昨年4月に出店し、
小規模商店は再建の余地がなくなりつつある。


〈写真↑ 釜石市役所〉


〈いち早く出店したイオン釜石店〉

《大船渡》
大船渡は特別街区の整備で精一杯か。


〈大船渡の仮設商店街〉


〈大船渡の山〉

〈写真↓ 大船渡のBRT〉

〈BRTの停留所〉


4月24日(金)朝BRTに乗って陸前高田まで移動。
BATとは被災した従前のJR路線を舗装してバス専用路として運行するシステムのこと。
大船渡から陸前高田、宮城の気仙沼で営業されているが、地元住民は再び鉄路での再建を願っている。


〈大船渡中心部のかさ上げされた土地〉


〈大船渡に建設中の堤防・・・海が見えないとの声に応えて窓付き堤防になったらしい?〉

《陸前高田》

〈土地のかさ上げ工事真っ最中の陸前高田・・・広大な荒野が広がっている〉

陸前高田は、前代未聞の大規模かさ上げ工事。
崩した山から直接土砂を運ぶベルトコンベアが四方八方に連なっている。
それは「ヤマタノオロチ」とも呼ばれているそうだ。
そして、津波をかぶった中心地は最大14メートルもの高さで「かさ上げ」。
完成は5年後とも言われている。
現在仮説店舗で営業する(すでに4年経過)人たちは、
それまで本設店舗への再建ができない。
はたして持続できるだろうか。
時間とのたたかいという側面もある。

一方で山は切り開かれ高台住宅地となったが、果たして家は建つのだろうか? 
嵩上げされた地面は、道路から見ると台形の巨大土盛りを見上げる形となり、
あたかも巨大古墳(例えば仁徳天皇陵)が両側にそびえているように見える


〈土砂を搬入するのは、巨大なベルトコンベア
 …何本にも枝分かれしている姿から通称「ヤマタノオロチ」〉



〈山は大規模に切り開かれ、そこから土砂を積みだしている〉

《住田町》
陸前高田からの帰りは、地元産木材での住宅建築を推進する住田町をまわり、
木造の町役場(昨年新築)などを見学した。
〈写真↓ 住田町役場〉
  

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