関東暮らし

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《世界を変えてきた一歩一歩》

2012年02月18日 | コラム
#80=3011
2012年2月20日付
《世界を変えてきた一歩一歩》
 1975年「被爆30周年国民平和大行進」(東京から広島までの1000㌔㍍、70日間)のドキュメンタリー映画「歩く」を見ました。原水爆禁止と被爆者援護を訴え、毎年5月から8月にかけて日本全国で行われる平和行進の姿が克明に映し出されています。37年前の作品ですが、昨年DVDとして復刻されました▼当時は、米ソの核軍拡競争の真っ只中、核兵器廃絶の願いは国際政治の現実の課題にはなりにくい状況でした。その中でも被爆者の願いと平和への思いを伝えようと、若者が、女性が、老人や被爆者たちが歩き、沿道には手を合わせる人やカンパを用意した人たちが行進を迎えていました。そして被爆者援護の募金活動。映画では「歩く行進、走るカンパ隊」と紹介されました。30年前、私もカンパ隊で軒並み訪問し、走り回りました。各地で行進を支えた民商の旗も至るところに登場します▼こうした草の根の運動こそが、核兵器禁止の「国際条約」が国連の重要課題にまでなっている今の情勢をつくった力だと納得できます▼今年は原発ゼロと核兵器廃絶の訴えが、ともに世論を広げるでしょう。いま一度原点に立ち返り、地域から運動を盛り上げましょう▼DVDは34分、注文は、日本原水協、あるいは都道府県原水協に連絡を。

〈写真は、夜のお茶の水駅(右) 左正面は聖橋〉

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