関東暮らし

関西人から見た関東暮らしの出来事を記す

何とか元気をやっています

2013年01月25日 | 日記
17日阪神淡路大震災のメモリアルデー。18年目である。
4時半に一度起きたが、また眠ってしまい。5時46分は夢の中だった。
とりあえず、高石ともやの「何とか元気をやっています」を繰り返し聞いてみた。




「何とか元気をやっています」  原文:坪谷 令子  作詞作曲:高石ともや

寒い日が続きます お元気ですか   
こう書いた手紙が届くかふと不安です
神戸にはもう手紙の届かない家がいっぱいあります   
考えてもみなかった現実です

お蔭様で身体はまったく無事です   
十四階のマンションも一応建っています
あれからひと月 あれは遠い日の出来事のようで   
でも翻弄された記憶は今もよみがえります

ピアノは倒れ 棚からものがとび出して   
生き物みたいに家具たちがおそって来ました
家ごと街ごとシェイカーに入れられてゆさぶられました
暗やみにひとりふるえていました

※ゆっくり話がしたいです
  なんとか元気をやっています

友だちを尋ね神戸の街を歩きました
私が生まれて育った街です
いち面の焼け野原はテレビで見たとおりです
でも切り取った画像は本当を伝えられません

彩色(いろ)のない瓦礫の中には赤い服
知らない人のものなのに立ち止まり
ここに誰かの生活があったのに
息づく生命があったのにと無念です

目をそむけまいと自分に言いきかせ
歩きつづけるふるさとの
その無残さに目眩して
つらい行(ぎょう)です お弔(とむらい)です

※ゆっくり話がしたいです
  なんとか元気をやっています

多くの人が亡くなりました
その死が私に問いかけます
生きて残ったひとりひとりに
その生き方を問いつづけます

何を大事に生きてきたのか
これから何を大事に生きてゆくのか
壊れてしまった心の物差しを
作りなおしの毎日です

見知らぬ人 お隣さん 古い友だち
多くの人のやさしさに救われました
花が咲けば新しい春です
長い”これから”の始まりです

※ゆっくり話がしたいです
  なんとか元気をやっています


お礼がずい分遅れましたが
あの日の電話 ありがとう
明るい声に励まされました
何とか元気をやっています
何とか元気をやっています


〔震災鎮魂歌〕
'95.1.17の阪神淡路大震災の直後、坪谷令子さんから一通の手紙が高石ともやさんの
もとに送られ、高石さんが、その手紙に曲をつけ、ラジオ関西の番組内で広まった歌です。


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