ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属。 常緑低木。 別名:輪丁花。 漢名:瑞香。 2月末から3月に花を咲かせることから、春の季語としてよく詠まれる。 葉の形は月桂樹の葉に似ているが月桂樹より軟弱。 沈丁花の名前は、香水の沈香のような良い匂いがあり、丁子(チョウジクロープ)のような花を付けるという意味でつけられた。 樹高100㎝。 原産地:中国南部。 日本では室町時代頃にはすでに栽培されていたとされる。 雌雄異株だが、日本にある木は雄株が多く、雌株はほとんど見られない。 実がないので挿し木で殖やす。 赤く丸い実がつくが有毒である。花の煎じ汁は歯痛、口内炎などの民間薬として使われる。 春の沈丁花、 夏の梔子、 秋の金木犀を合わせて「三大香木」と称され人気があります。 開花期:3月~4月。 蕾は濃紅色であるが、開いた花は淡紅色で、オシベは黄色。強い芳香を放つ。枝の先に20ほどの小さい花が手鞠状に固まって付く。 花を囲むように葉が放射状につく。 3月16日の誕生花。 花言葉:「栄光」、「不死」、「不滅」、「歓楽」、「永遠」、「甘美な思いで」。
写真 ジンチョウゲ (3月7日・近隣)