第二の人生を満喫!+愛犬ウィル(享年14歳)

還暦で娘・息子は結婚し孫がいます
様々な障害を抱え妻に支えられながら前向きに暮らしてます。

虎穴に入らずんば虎児を得ず。

2007-08-29 20:31:00 | 心の旅

今日はです。
日中は暑かった。
やっぱり、例年よりも暑く
北海道は異常気象だなと感じます。

地球自体が異常気象だし連日、新聞では人殺しの記事が載り
社会自体も異常である気がする。
その社会に住む人間も、おかしくなっているのかなぁと感じます。

昨夜、私の家で
職場から私が復職にあたる話合いがありました。

復職にあたり

○  精神疾患が復職するのに画一的に試験出勤が義務的になっているが、
  精神疾患を持った人に応じて、すぐに復職する場合と試験出勤する場合
  など柔軟性を持たせて欲しい。

○  精神疾患を持った人が復職する場合、医師の診断書に基づき
  本人が勤務するのに良い環境に異動出来るよう最大限考慮する。

○ 勤務時間は原則8時間であるが、具合が悪くなった場合、少しの時間
  勤務時間であっても、職場内で休める場所の確保と時間を配慮する。

○ 復職前後、職場のケアチームにより本人及び家族のケアに努める。

○ 上記事項は全国にある職場に適用すること。

以上の事項を話し合いました。


今まで、病気になって私が職場で精神疾患の人が
どのような対応をされているか観たり、私が体験したのは、

○ 精神疾患の種類に問わず休職になった場合、職場の病院に入院して治る
 まで帰って来るなと言われた事や自宅療養で、そのままにされていたこと。

○ 職場で仕事をする場合でも、お前は「病気だから」というだけで、一方的に
 仕事を決められ、家庭を持っている人の場合、生活のため耐えて言う事を聞き
 ストレスによって入退院を繰り返していること。

○ 職場の中には、精神疾患の病気の知識が無くても良いと目の前で言う人間が
 いた事。

○ 職場の中に「障がい者」「病人」などと平気で本人の前で言う人間がいた事。

○ 職場は仕事の場でありメンタルケアをやる場では無いと、言っている人間が
 いた事。

○ 元々、職場にメンタルケアの土壌ななかった事。

細かい事は、まだありますが
以上が大まかな事です。


誤解して欲しくないのは、この記事をUPしたのは、
私が、ここまでやったと言う事を自慢したいのではありません。

私の心(気持ち)は
病気を発症してから
家族
近所の方達
職場にいた心ある人達
そして
大なり小なり支援して頂いた方達

この方達に
復職
メンタルケアを成し遂げる事が恩返しだと思っているからです。
そして
今、職場で苦しんでいる人達や、これからこの様な病気になって
しまった人達のために、声無き声を上げ行動したのです。

また、
精神疾患者(精神病者)=怖い人
職場と言う世界は、多くの人から
精神疾患者(精神病者)=怖い人
というイメージを持たれる(レッテルを貼られると)と、
それは、その職場にいる限り、避けては通れなくなると感じます。


この声を上げるに際して
家族(妻や子)と約束しました。
約束した時期は、復職が出来ないと言われていた時

○一度は「復職」する。復職後は自分に、その後の道は任せて欲しい。

○「復職」後、職場にいる精神疾患の方と話をし、希望を失って自殺する
  事無く、希望をもって生きて欲しい。

これらを、家族にも了解して貰い声を上げました。


決して
私が行った行動を正当化もしませんし
同じ行動をして欲しいとも思っていません。

それは
この私の行動によって妻や子ら家族を不幸にしたからです。
少なくとも、不幸にしたバカオヤジなのです。

ここまで読んで頂いた方に
健康な方であれば
精神疾患の方たちを色めがねで見ることなく
病気を抱えた一人の人間として欲しいと思いますし

現在、精神疾患を抱えている方は
決して、自ら命を絶つことはしないで欲しいと思いますし
生きる希望を失わないで欲しいと願っています。


私にとって復職は
「虎穴に入らずんば虎児を得ず」で
何としてもメンタルケアの目途を付けたいからです。
身体も、今一つですが、苦しくとも、やるしかないと思っています。


私は、このメンタルケアを職場で成し遂げる事が出来たとしたら
その後は
現在の職場でなくても
自分の為に
家族の為に
生きたいと思っています。


追伸:
明日、午前中
復職の件を含め病院に行って来ます。(妻も一緒です)
職場の人も来ると言うので一緒に行きます。