『丘を越えて』(高橋伴明監督 2008年作品)
監督が高橋伴明ということで、シアターキノ本日封切り作品を観に行く。しかし、原作が猪瀬直樹だったことは見落としていた。伴明といえば、新東宝時代の暴力的な破壊力を持った映画がいまだに印象に残っている。また妻、高橋恵子による恐怖映画「DOOR]も傑作。
余談だが、高橋恵子、旧姓関根恵子は釧路市出身で、高校時代の同級生に小学校の時、関根恵子と同級生だったというのがいた。
キャストでは、文藝春秋社社長菊池寛を演じた西田敏行は無難な演技、池脇千鶴も好演技、台詞が凝っているのは、今野勉という脚本家が良かったから。昭和初期の時代考証はそれなりに再現されていた。
B級映画とはこういう映画をいうのであろう。ストーリーも、色恋がテーマなのか、民族問題がテーマなのか、狙いがピンボケ。すべてがそれなりなのだ。残念ながら期待した、あの高橋伴明の切れ味はどこにも見られなかった。
菊池寛生誕120年、没後60年記念作品、「文藝春秋社」を扱ったのだから、常識的になったのは必然なのだろうか。猪瀬原作を見抜けなかった私が悪い。
監督が高橋伴明ということで、シアターキノ本日封切り作品を観に行く。しかし、原作が猪瀬直樹だったことは見落としていた。伴明といえば、新東宝時代の暴力的な破壊力を持った映画がいまだに印象に残っている。また妻、高橋恵子による恐怖映画「DOOR]も傑作。
余談だが、高橋恵子、旧姓関根恵子は釧路市出身で、高校時代の同級生に小学校の時、関根恵子と同級生だったというのがいた。
キャストでは、文藝春秋社社長菊池寛を演じた西田敏行は無難な演技、池脇千鶴も好演技、台詞が凝っているのは、今野勉という脚本家が良かったから。昭和初期の時代考証はそれなりに再現されていた。
B級映画とはこういう映画をいうのであろう。ストーリーも、色恋がテーマなのか、民族問題がテーマなのか、狙いがピンボケ。すべてがそれなりなのだ。残念ながら期待した、あの高橋伴明の切れ味はどこにも見られなかった。
菊池寛生誕120年、没後60年記念作品、「文藝春秋社」を扱ったのだから、常識的になったのは必然なのだろうか。猪瀬原作を見抜けなかった私が悪い。