晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

『子どもが育つ条件』

2008-08-28 21:05:40 | Weblog
 温暖化と言われていますが、この夏は例年に無くとても涼しい夏だったような印象です。そこで、「ひとつ俳句でもひねって♪」みました。

 「秋風や サミットまでなの 温暖化」

 秋の夜長には、読書も嬉しい時間です。『子どもが育つ条件ー家族心理学から考える』(柏木惠子著 岩波新書 2008年刊)では、子育てについて私にとって新鮮な視点から述べられています。

 それは、例えば「子どもを育てる(親をする)営みの中で、育てる者、すなわち親自身の心や能力も鍛えられ成長・発達する。そのことが、子どもの育ちにとって重要である。」というものです。

 また、「育児は母親がすべき、というようなこの国の社会的な慣習が、父親の育児参加を極めて少なくし、そのことが母親の孤立感や不安を醸成している。」「母親は、一人の女性として生きたいと願う切実な心理を持っている。」というものです。


 さて、私自身の子育てを振り返ると、子どもが小さかった頃は、労働組合や市民運動ばかりやっていて、あまり家庭を省みない父親だったのではないかと思います。また、母親(妻)の気持ちに上記のような思いを至らす自分でもなかったような気がします。

 ただ、何の子育て理論も持ち合わせていなかったのですが、子どもの前で(仕方無く)父親を演じなければならない場面もあり、その積み重ねによって、自分自身が子どもに育てられたことは実感できます。

 私自身も成長・発達したのではないでしょうか。




 ブログ開始2年5ヶ月で400本到達、「自分で自分を褒めてやりたい」感じです。

 「僕は、少し変わったのさ♪」のノリで行きたいと思っています。
コメント (3)
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