高齢者の暮らし、あれこれ

親の介護が一段落し、介護予備軍の夫との日々

『守ってあげたい』

2018-05-19 07:10:53 | 日記
今、読んでいる小説に、
こんな一節があった。

『私、死ぬことはちっとも怖くないのよ。』
死期が近い患者が言う。
『むしろ、楽しみ。』
いぶかる看護師に、
『今は子供達と離れているけど、
死んだら、いつでも様子を見る事が出来るでしょう。』

それを読んで、
母の言葉を思い出した。 💡

「今は、ひ孫ちゃんに何にもしてあげられないけど、
死んだら、見守ってあげられるよね。」


*・゜゚・*:.。..。.:*・・*:.。. .。.:*・゜゚・* *・゜゚・*:

母のひ孫、
私にとっての孫ちゃんは、
生まれた時から持病があった。

小さい時は入退院を繰り返し、
母は、大いに心配をしていた。

ある時、
そんな母に言った。
私は孫ちゃんのことは心配しないよ。
心配するのは、母親である娘の役目だから。

もちろん、
娘から相談を受けたり、
SOSを出されたら、全力でサポートするよ。
私は娘が心配だから。

だから、お母ちゃんも、
夜も寝られないくらい心配しないでね。


幸い、
孫ちゃんは、薬を適正に飲んでいれば、
普通の生活ができるようになった。

母の過度な心配も、なくなった。
「何か得意なことを見つけて、
何とか自活できる様になればいいねぇ〜」
それが、口癖になった。

そして、
介護生活になってから、
「私が死んだら、
ひ孫ちゃんのことを守ってあげるね。
そんな事を言っていた。

すっかり忘れていた。


母が亡くなってから、
孫ちゃんは中学受験をした。

自らの意思で、学校の門を叩き、
入学の許可を勝ち取った。

小学校の後半2年間は、
行けなかったが、
卒業式には、皆と一緒に参加した。🎓

今は、
つまずきながらも、通学している。

去年までの事を思うと、
眼を見張る思いである。 😳

きっと、母のおかげだ。

おっぴー!
あなたのひ孫っぴは、
元気で、頑張ってるよ〜!!



あっ、知ってるよね。


注)おっぴー、おっぴさん → ひいおばあちゃんの意







コメント
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