本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

洋画三題その壱。

2008-02-10 03:50:18 | 
今回見た映画は三本とも私の評価は高く、入替えなどないのをいいことに殆ど二回り通して見てしまったが、流石に疲労困憊、二回り目は最初のときほどの感動はなかった。「あまり欲張ってはいけない」「何事も歳相応に」ということだろうか。あっそ。で、ラインアップは1.ラッシュアワー3、2.X-MEN、3.ホテル・ルワンダの三本でこれらはみなそれぞれ相当にボリュームがあった。1はジャッキー・チェンとクリス・タッカーの名コンビに加えて和製ハリウッドスター=真田広之と工藤夕貴が絡むということで、映画評は専らこの方面に集中していてしかも採点は厳しい。2はアメリカ漫画の移植版で、これも「シリーズ化」されている。「シリーズ化」というのは、例えば赤ちゃんが目をくりくりさせて「今のギャグをもっとやれ♪」と要求すると、大人は馬鹿だから何遍でも何十遍でもそれに応じるというようなもので(はあ?)興行側は当たるか不入りかわからないような作品で冒険するよりは定評をかち得た無難なところで商売したくなるということだろう、ちょっと当たるとすぐ「シリーズ化」だ。いいも悪いもない。3はドキュメンタリー・タッチの、アフリカ・ルワンダで実際に起きた大量虐殺事件の映画化である。詳しい経緯は忘れたが、この映画は発表当初、そのあまりにも生々しい残虐なシーンの連続に怖れを成した当局によって日本での上映は禁止されていたから「上映する会」なども結成されていたくらいである。その後どういう経過を辿ったのか、今はこうやってトビタシネマにもかけられたわけである。「たかが映画、されど映画」ということか、映画もずんずんその守備範囲を拡げている。それで『究極の映画』なるものが果たして存在し得るものなのかどうかという議論を格調高く射程に入れつつも(←嘘やろ?!笑)1のラッシュアワー3の評論(?)が長くなり過ぎてしまったため、二回に分けて書くのですよ。「書きたいことがあるうちが人間花なのですよ」ってか、ぁそ。 . . . 本文を読む