本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

政界再編と検察の暗躍。

2009-06-14 22:39:49 | 政治
渡辺喜美と江田憲司が組んで第三極を形成してキャスティングボードを握るんだそうである。キャスティングボードなどと言うとかっこいいみたいだが、要は弱小グループが自分らの少ない議席をどこでもいいから高く売りつけたいというだけのことである。他に平沼グループもあるし、今回の鳩山弟のグループも離党含みだから、そんなに第三極ばかり作ってもしょうがない。笑。このような一連の動きは「自公政権はもう『与党』であり続けることが困難だ」と知った連中が内部から「自民分裂」を策動し始めたというだけだ。日本新党細川内閣のときは自民党からの離党者が続出したのはあくまで細川政権成立を受けてのことだったが、今回は麻生・自公内閣がまだ健在?だというのに内部から壊れ始めている。こんなにあちこちでお山の大将が「この指とまれ」と声をかけても「誰が本当の第三極かを決める生き残りレース」みたいなところに今更「俺も混ぜてくれ!」と言い寄って来る奴なんてろくなもんじゃない。自民党に残っても当選出来ないし、と言って現・野党勢力には相手にされないという、優柔不断を絵に描いたコウモリみたいな連中しか残っていないのだ。私が心配なのはこれで自民党が空中分解でもしようものなら「健全な二大政党制」など儚い夢となって雲散霧消してしまうのではないかということなのである。そうなると政界再編は二大政党制ではなく、めまぐるしく組み合わせが変わる「多政党連立制」へと向かって進んで行くことになるのだろうか。いずれにせよ財界の資金力もナベツネの陰謀も、派閥のボスやチーズ・森の指導力(←金だ!)も、その他諸々の隠然たる力も、もはや旧来の力一切合財がコントロール不能の局面へと政情は突入しているように思われるが、これが「選挙で世の中が多少なりとも変えられる時代の到来」を意味するということであるなら、それはそれで結構な話なのである。今日千葉市長選でも負けた麻生は、今度は「桝添幹事長+上げ潮・中川の入閣」を目玉とした「内閣改造」を企んでいるんだと御用メディアは言っている。それでも内閣支持率が上がらなかったらどうするか?・・麻生は総選挙など打つどころか、総裁選前倒しから内閣総辞職へと追い込まれるだけではないのか。そんな時間ないと言っても、麻生にはもとより「やけくそ解散」を打つ度量などないんだから、それじゃあ文字通り「万事休す」になってしまうじゃないか。 . . . 本文を読む