かつて某週刊誌に「テニス仲間を孕ませて逃げた」とすっぱ抜かれた杉村太蔵だが、「公認がなくても出馬するのは私だ。何が何でも絶対出る」と言っていたにも関わらず、今度は一転「自分が出馬すれば民主党を利するだけだ」と不出馬表明したが、これは情勢を見誤っているのではないか。現在自民党は北海道では当確の打てる議員は一人もいないという一大危機を迎えており、「党のため」を思うならそれこそ「下手な鉄砲数撃ちゃ当たる」で、むしろ比例票稼ぎ目当てだけでも出馬すべきなのだ。笑。チルドレンなどは元々間違って当選したおよそ国政とは無縁の場違いな連中であるから、この四年で我々自身随分無駄に国費を散財したものである。稀代のペテン師=小泉ポチの詐術にコロッと騙されて、夢遊病者のように自公へ投票したお馬鹿な人たちはよくよく反省しなければならない。それでなくても世襲議員が三分の一を占める政府与党など世界でも奇異な歪(いびつ)な政体なのである。私がよく言うように「身分制社会」というのは言わば「完全世襲制社会」なのであって、門番の子は永代門番、人力車夫の息子は永代人力車夫なのである。この国は見れば芸能界と政界はかなり濃密な世襲制社会であり「蛙の子は蛙」なわけであるが、世襲前提で「3バン主義」を邁進する自民党にこれを打破する気など端からないことは自明である。こんな提案は立ち消えになるのが当然で、来るべき総選挙の劣勢を意識した奴らがあることないこと、ああだこうだと言い募っている中の一つの方便・放言に過ぎないのである。「野党を罵倒しなければならない」(←細川だ!)と民主党に比して遜色のないマニュフェストをこれから捻くり出すつもりらしいが、仮に立派なお題目がひり出されたとしても、選挙が終われば「公約違反など大した問題ではない」(←小泉ポチだ!)と言い出して公約などすぐさま反古にしてしまうに違いないのだ。奴らの悪あがきはもはや底無しで、「国政とは無関係」の筈の都議選候補者全員を麻生が喝を入れて回るのだそうだが「都議選ではどこに入れるか?」という某社の最近の世論調査では民主党32ポイント、自民党20ポイントと大きく水を開けられている。党員総動員して不人気・麻生がテコ入れしても恐らくは却って逆効果しか生まないだろうが、さりとて何もしないわけには行かないという、やること全てが裏に出る政権末期の姿がそこにあるのである。 . . . 本文を読む