日韓文化芸術作品展参加でこの度初めて福岡に降り立ちました。
まず福岡空港がとても便利なのにまずびっくり、また、博多の街が洗練された都会なのにも驚きました。
ただ東京のように立て込んでいるのではなく、程よく緑があり、住みやすそうな素敵な街という印象を持ちました。
由緒ある歴史スポットも多く、滞在中に、太宰府天満宮、世界遺産の宗像大社、住吉神社など、参拝しました。
太宰府
宗像大社
住吉神社
東長寺
櫛田神社
日韓文化芸術作品展参加でこの度初めて福岡に降り立ちました。
まず福岡空港がとても便利なのにまずびっくり、また、博多の街が洗練された都会なのにも驚きました。
ただ東京のように立て込んでいるのではなく、程よく緑があり、住みやすそうな素敵な街という印象を持ちました。
由緒ある歴史スポットも多く、滞在中に、太宰府天満宮、世界遺産の宗像大社、住吉神社など、参拝しました。
太宰府
宗像大社
住吉神社
東長寺
櫛田神社
ウイーンの世紀末アートを代表する、クリムトとエゴンシーレですが、
美術館の外でも見かけました。
ウイーン空港での
レオポルドミュージアムの案内
空港のインフォメーションのエゴンシーレ
表情が動きます。目が合いました。
宿泊したホテルはクリムト作品を意識した
内装になっていて、エレベーター前には「接吻」が。
絨毯の模様も渦巻きでクリムト風。
そして、室内の壁面には「黄金のアデーレ」が飾られていて
少し驚きました。
ウイーンが裁判に負けて手放し、
今はアメリカにあるクリムトの名画だからです。
ヘレンミレン主演の「黄金のアデーレ 名画の帰還」で
その経緯が描かれています。
ナチスに略奪されたアデーレの肖像画の返還を求め
アデーレの姪御さんが裁判を起こし、
最後は奇跡的に返還されるという実話です。
数年前この映画を見た当時は、
正当な持ち主に返還されたことに感動したのですが、
実際にヴェルベデーレ宮殿で多くのクリムトの作品を鑑賞すると、
やはりここで一同に会したほうが
より素晴らしいだろうにと思ってしまいました。
当時、「さよならアデーレ」というポスターが
ウイーン中に貼られたとか。
今はアメリカの美術館に収蔵されている「アデーレ」
ウイーン市民には複雑な思いがあったことでしょう。
芸術の都、ウイーンでの国際平和美術展、
盛況のうちに終了したとの報告がありました。
訪れた美術館、景勝地はどこも素晴らしかったです。
旅日記はこれで終わります。
作品展の図録が届きましたらまたご紹介します。
ザルツブルグの東には世界遺産にも登録された美しい湖水地方があります。
ザルツブルグとは「塩の城」という意味ですが、
岩塩で栄えた世界遺産の町ハルシュタットに足を延ばしました。
途中サウンドオブミュージックの1シーンかと思われるような
美しい山並みや湖の景色に癒されました。
ウォルフガング湖
ハルシュタットはまさに絵葉書のような美しさでした。
ハルシュタット湖畔の周囲は険しい山々です。
山に張り付くように立っている小さな建物
街並みが湖畔に映える一番の絶景ポイント
岩塩を中心としたお土産屋さんが並ぶストリート
豊かな自然に恵まれた貴族の避暑地でした。
つづく
スイーツの話を少し。
ウイーンといえばザッハートルテの発祥地です。
ウイーンのカフェザッハー
ザルツブルグのホテルザッハー
手前がカフェ
テイクアウト用のザッハートルテを売っているお店
お土産に購入したザッハートルテ
木箱に入っていて見た目も素敵。
とっても甘かったです。
もう一ついきたいと思っていたお店がザルツブルグの
「フェルスト」というお店です。
オーストリア土産の定番、小さな球状のチョコレート菓子
「モーツアルトクーゲル」の元祖のケーキ屋さんです。
ザルツブルグの旧市街の中心にあり、ピンクの可愛いお店でした。
一つ一つ手作りだそうで。
赤いパッケージではなく、ブルーのモーツアルトが上品です。
奥のカフェでザッハートルテをいただきました。
添えられた生クリームは甘くなく、
ケーキとの調和がほどよかったです。
つづく
ヨーロッパに行くとマルクトと呼ばれる広場があります。
ザルツブルグのマルクト広場でも美味しそうなパンや果物が並んでました。
お店のディスプレイはクリスマスを感じさせるもので、
いつまでも見ていたい気分になりました。
特に卵やガラスのオーナメントは種類が多く
うっとりしました。
大聖堂前で繰り広げられるクリスマスマーケットはきっと素敵でしょうね。
モーツァルト生誕の地として有名なザルツブルグへは
ウイーンから電車で約2時間半の旅でした。
ホテル近くのミラベル宮殿を早朝散策、
手入れされた庭園はとても美しかったです。
映画「サウンドオブミュージック」の舞台にもなりました。
庭園から臨むホーエンザルツブルグ城
モーツアルトの住居
新市街と、旧市街を分けるザルツァッハ川
カフェやショップが集まるゲトライデ通り
アンティーク調の突き出し看板を見て歩くだけでも楽しい
世界で一番美しいと言われるマクドナルドの看板
モーツアルトの生家
大聖堂
ドイツ語圏の教会建築のなかでも最も素晴らしい
荘厳で美しい内部の様子
入り口で献金をして見学
71メートルもあるドーム天井
祭壇両脇のオルガンはモーツァルトも演奏したもの
いくつもある丸天井の装飾には圧倒されます
隣接する大司教の居館だったレジデンツ内「謁見の間」
タペストリーが豪華です
「北のフィレンツェ」とよばれるザルツブルグの旧市街、
ホーエンザルツブルグ城へ登れなかったのは残念でしたが、
歴史を感じつつ、中世の美しい街並みを堪能することができました。
つづく
二日目は、国際平和美術展のオープニングセレモニーが開催されました。
会場はシェーンブルン宮殿内のオランジェリーです。
シェーンブルン宮殿はハプスブルグ家の夏の離宮。
内部は写真撮影禁止でお伝えできませんが、
マリアテレジアが趣向を凝らした華やかな宮殿で、
ヴェルサイユ宮殿をコンパクトにした感じでしょうか。
会場入り口
美術展会場には様々なジャンルの作品、約250展が展示されていました。
「日本・オーストリア友好150周年記念事業」として
外務省、オーストリア大使館公認のイベントで、
オーストリアの文化庁の方、クリムトのご令孫も来賓としてご臨席でした。
私はクリムトの「MOTHER & CHILD」(女の3世代より)を出展しました。
今年はクリムトの没後100年ということもあり、
日本の美術館でも大々的に展示会が開催されましたが、
この記念すべき年にクリムトの作品で
参加できたことは感慨深いものがあります。
クリムトのご令孫との記念撮影
会場は大盛況で、夕刻まで賑わいました。
この日の夜は開催記念パーティーがありました。
シェーンブルン宮殿敷地内にある世界最古の動物園の
中心に建てられた別棟「カイザーパビリオン」が会場で、
かつてハプスブルグ家の皇帝一族が動物を眺めたとか。
夜の動物園、意外と静かでした。
可愛い鹿?がお出迎え
「カイザーパビリオン」
エリザベートとフランツ1世の肖像画が
向かい合わせに飾られている豪華な会場で、
参加者一同ディナーを楽しみました。
作品が無事ウイーンに到着し、
会場に展示されているのを確認し、ホッとしました。
作品もゆかりのある地で展示されたことを喜んでいると思います。
他の参加者の方々とも親交を深め楽しい1日でした。
つづく
ウイーンのシェーンブルン宮殿で開催される
第27回国際平和美術展に参加のため、渡航しました。
到着当日はウイーン美術史美術館とベルヴェデーレ宮殿を見学。
ウイーン美術史美術館は、
ハプスブルグ家が収集した膨大な美術品を収蔵する美術館です。
館内に入るとまさに豪華絢爛、階段ホールを飾る美術品、
丸天井の装飾に圧倒されました。
若き日のクリムトが描いたというエジプトとギリシャの女神の壁画も
金色に輝き神々しく見えました。
隅板の上のクリムト作品群
2階の名画のコレクションは素晴らしく、
フェルメール、レンブラント、ルーベンスなど
ガイドさんの説明と写真撮影に追われつつ、
クラクラしながら鑑賞しました。
フェルメール「絵画芸術」
ブリューゲルの作品群は圧巻で、
東京都美術館でも見ましたが、
やはり本家で鑑賞できたのはとても贅沢な経験でした。
「バベルの塔」は近くで細部までしっかり鑑賞できました。
続いて、ベルヴェデーレ宮殿へ。
二つの本館と歴史的な庭園を持つ宮殿で、
最も美しいバロック建築として世界遺産に登録されています。
宮殿にはクリムト、エゴンシーレなど
世紀末アートを代表する画家の作品が展示されています。
今回最も楽しみにしていたクリムト作品ですが、
日本から戻ったばかりの作品群を改めて
鑑賞でき感動もひとしおでした。
東京都美術館で開催されたクリムト展で
一押しだった「ユディット」に再会。
額装があの時と違うような。
クリムトの黄金様式が最高潮に達した代表作「接吻」
この作品は初めて鑑賞しました。
重ね塗りされたゴールドの筆使いも間近で確認できました。
違う人が描いたかと思われるような肖像画や風景画も。
どちらの美術館も照明が日本の美術館より明るく、
細部まではっきり見え嬉しかったです。
あまりの見どころの多さにもっとゆっくり
鑑賞したいと思った1日目でした。
つづく