今日はあいにくの雨模様でしたが、東京都美術館で開催されている、
第58回手工芸展とデ・キリコ展へ行ってきました。
手工芸展ではシャドーボックスをはじめ日本の伝統的な手工芸品の数々が展示されていて、
日本人の美意識の高さと器用さをを改めて感じました。
オープンと同時に会場入りしたので、出展されている先生からゆっくり説明を聞くことができました。
ご自分で撮影された写真を使っての制作という完全オリジナル作品でその精緻さに感動しました。
続いて、デ・キリコ展へ。
10年ぶりの大回顧展だけあって、たくさんの作品が展示され、
不思議な雰囲気が漂う「形而上絵画」から、伝統的な手法による「古典絵画」、
そして行き着いた、両者が融合した絵画までの変遷が詳しく解説されていました。
どんな批判にもめげず、マイワールドに徹した天才だと感じました。
会場の動画で初めて知ったのですが、
デ・キリコの住まいはローマのスペイン広場のすぐ近くだったのですね。
今は財団が管理し、一般公開されているそうで、知っていたら行ってみたかったです。