異形の仲間たち見聞録

私が見てきた精神疾患者たち

異形の仲間たち見聞録 「思い付くままに回想・・・1」

2021年11月02日 03時39分09秒 | 異形の仲間たち見聞録
私自身もいわゆる「精神疾患者」なのですが、ひとことで「精神疾患」と
いっても千差万別で精神疾患の中で細分化されている病名を付されているので
「患者間差別」もれっきとして存在している。これは健常者や健常者支援者で
あっても分からない点でもある。
精神医学の中でも理解が難しい「統合失調症(※略称「統失」)」である。
病状は人によるし、「統合失調症」という疾患名は付いているが
Dr.もその原因や病状の系統付けも出来ていないのが現状。

そんな中、出会ったのが出会った当時20代後半だったAくん(男性)。
私は「精神疾患者」ではある反面、「支援者」でもあるので、
他に関わっていた患者さんは居たのだが、周りの支援者が手を焼いていた
Aくんに興味を持ち、また徐々に距離も縮まってくるのが感じられたので
積極的に関与していった。
彼は「(広汎性)統合失調症」という疾患名がDr.から付されていた。
今考えるとこんな疾患名は無いのだが、私の思い違い、覚え違いかもしれない。
今考えると「広汎性発達障害+統合失調症」ということなのだろうか?
確かに彼は知的な面で稚拙な面があった。それから、彼を語る際に忘れては
いけないのは、以前入院していた「国立病院」で、
いわゆる「電気ショック療法」を受けていてトラウマになっているようであった。
それは一度限りではなく、複数回受けていると思われた。
この療法は学会誌に少数ではあるが現在でも論文として上がっている
「否定されていない療法」なのである。私から言わせれば「精神外科」とでも
言えるのではないだろうか?と思う。過去にアメリカで流行った
「ロボトミー」があったが、それ自体日本に療法として輸入され
行われていた過去があるが、それに匹敵するような「無謀な行為」と思った。
時折、彼は損時のことを訴える時があった。発作的に・・・。

さて今回はこれまで






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