一般社団法人日本損害保険協会が毎年3月に発表している自動車盗難事故実態調査
結果が今年も出ました。
この調査結果は日本国内の19の損保会社の毎年11月の車両盗難や車上ねらいの
件数をまとめたものです。単月のデータですが、すでに19回目です。
第19回自動車盗難事故実態調査結果発表 (2018.3.1)
今回の発表で筆者が注目する点として、以下の2つを上げます。
車両盗難の車種として、トップ3が5年連続固定
(以下の表は、2014年と2017年の発表データを加工)
2013年からプリウス、ランドクルーザー、ハイエースが常にワースト3です。
プリウスは販売台数が多いから盗まれる台数も多いのは1つの理由でしょうが、
盗む場合にガソリンエンジンを掛けずに電気駆動で走らせることができるので
音がしないことが上げられます。
ランドクルーザーとハイエースは海外で非常に人気の高い車種ですから、
窃盗団のような組織で海外に転売されているのでしょう。また、分解して
部品として流出しているのも多いようです。
車上ねらいは、ヴェルファイアとアルファード
下の表は、車上ねらいの被害にあった件数です。
2017年11月調査のヴェルファイアとアルファードに注目です。両車は、トヨタの
いわゆる双子車です。ヴェルファイアがネッツ店扱い、アルファードはトヨペット店が
販売しています。
車上ねらいの件数が、ヴェルファイアとアルファードを足すと、トップ
なのです。車上ねらいとは、車に積まれている荷物や現金・貴重品が盗まれる
こと。ヴェルファイアとアルファードは開けやすいのでしょうか?
高級ミニバンのイメージですから、車内に貴重品や現金が積んでいると連想
しやすいのでしょうか。
(以下の表は、2017年の発表データを加工)
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