映像の二重化保存の最後は、あるチェーンストアの例です。
1. インターネットを使用して、店舗とチェーン本部の2ケ所で映像を保存。
店舗に設置してあるビデオレコーダーはインターネットに接続してあり、映像を保存
しながら今現在のライブ映像を24時間連続で本部に送り続けます。本部は映像
保存用のサーバー(コンピューターですが多くの映像を保存するためにたくさんの
ハードディスクをつないでいます)で連続で保存します。
店舗が多い場合は本部のサーバーの処理能力やインターネットのスピードにより、
1時間分の映像を本部で保存するのに1時間以上掛かることもあります。
従い、1秒当りの録画映像のコマ数を少なくして対応しています。
また、他のあるチェーンでは、夜に自動的に各店舗の映像を本部でダウンロード
しているところもあります。
2. 店側で防犯カメラの管理をしない方針のチェーン
店舗に映像を表示するモニターすら置かないで、本部で全て映像の表示・保存・管理を
しているところもあります。
無人のコインランドリーは、この方法が多いです。
店舗が賊に襲われ、ビデオレコーダーが壊されても、また、火事や災害でビデオ
レコーダーの保存映像が再生できなくても本部で直前までの映像を保存しています
ので安心ということです。
但し、1~2年前からインターネットのデータ転送量の総量規制を各インターネット
プロバイダや回線業者が取り始めています。1日あたり15GBまで、30GBまでとして、
それ以上は、別料金や通信できない規制を掛け始めました。
当社が主に販売している Mpeg-4 方式のデジタルビデオレコーダーの場合は、
カメラが4台で各カメラの1秒当りの録画するコマ数が10コマ以下程度ですと、
1日あたり約10GB以下で収まります。
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