
朝、車で事務所に向かう途中、
ニュースでも聞こうとラジオのスイッチをいれるとドンピシャのタイミングで
「トゥ ナィヤィヤ ヤィヤィヤ ティヤッ♪」
と仮面舞踏会ズが唄い出す。
そうなるともぉ頭の中は『ヅラにっき』だの『とんがりコーン』だの
『でんぐり返りする森光子』だのでテンヤワンヤである。
そのままでは運転に支障をきたす為、冷静さを取り戻すべく
「かりっ そぉーめのぉー 一夜を♪」の【かりそめ】に関する考察にとりかかる。
「お正月に“初日”とか書く?」 「それは【書き初め】」
「ヒゲなんか剃る?」 「それは【カミソリ】」
「アニメの、ほら、卵の殻かぶった黒い鳥の…」 「それは【カリメロ】」
一人二役を完璧に演じ切る事でシャイな言い訳を仮面で隠す事に成功するも、
三役目の悪魔キャラが登場し「【プリシラ】の本名は前田晴子」とか言い出す始末。
「そんな事を考えていたら遅刻しました。」というシャイな言い訳を用意しながら事務所のドアノブを握る。
子供の頃、こんな色の革靴をおねだりしたら
「黒にしておきなさい」と言われたことを思い出しました。
深い写真だと思います。
苦渋に満ちた表情で「…黒にしておきなさいっ」と仰っている親御さんとの親子連れを観に行きたいので
その当時の年代と場所を教えて下さい。