金魚日和

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ステキな金縛り

2011年10月31日 | 著名人・TV・映画

Nikon D90 + AF-S DX Zoom Nikkor ED 18-70mm F3.5-4.5G

親からの誘いを「一人で留守番してる方が楽しいもんっ♪」という
死後、確実に地獄に落ちそうな理由により辞退したmy娘を自宅軟禁し、
my妻と二人で映画『ステキな金縛り/三谷幸喜監督』を観てきた。
昨日はイオンの“お客様感謝デー”だったので、
イオン併設のシネコンでは“感謝デー価格”で観ることが出来たのだ。


娯楽部門としての“映画”にはあまり重きを置いていない自分は、映画館に足を運ぶ機会は相当に少ない。
「2時間も上映側の都合で拘束されること」
「わざわざ映画館まで行かなければならないこと」などがあまり映画を観に行かない理由なのだが、
一番大きな要因は「1800円は高すぎる」と感じる点にある。
なので、感謝デー価格=1000円で観られるのなら、ホイホイ♪行く。

昨日のシネコン・チケット売り場には、同じように“1000円ホイホイ”に引き寄せられた観客が列をなしていた。
my夫婦は前日に9:50AM上映開始の席をネットから予約していた為並ばなくて済んだのだが、
普通に並んでたら1回の上演は余裕で棒に降るような列っぷりだ。おそるべし1000円ホイホイ。
ポップコーンもコーラもパンフレットも買うことなく、粛々と席に着く。

上映前のスクリーンでは、驚くほど沢山の地元企業CMが流れた。
ようやくそれらが終わり、公開予定の映画の紹介、「盗撮すんな!映像」が流れた後、いよいよ本編に。


わざわざあらすじを説明しなくともそこらじゅうに情報は出ていると思うのだが、一応サラっと紹介しておくと:

負け続きの弁護士【深津絵里】は
“事件当夜のアリバイは落ち武者の幽霊に乗っかられていた”という被告人【愛は勝つの人】の弁護を引き受ける。
幽霊【西田敏行】との接触に成功した深っちゃんは、西田さんを証人として出廷させ裁判を執り行う、といったお話し。
ここに検事である【中井ピーチ(貴一)】や弁護士のボス【阿部寛】等が絡み合い、
“幽霊が見える人/見えない人”が引きおこすドタバタ的要素を描きながら話しは王道的に進んで行く。

冒頭の5分を観ればほぼどんなストーリーでどんな結末に終わるのかは想像、というより理解できる。
が、先が読めるからつまらないのかといえばそうでは無く、話しの枝葉がしっかりしている為、非常に面白かった。
前作の『ザ・マジックアワー』も大好きな作品ではあるのだが、途中、中だるみが激しかった。今回はそういった場面は一切無し。
西田幽霊を成仏させる為に霊媒師【篠原涼子夫】が登場するのだが、そのシークエンスだけが消化不良に終わった感じで、
あとは伏線の張り方も回収の仕方もとても綺麗にまとまっていた、と思う。


深っちゃんの可愛さや西田さんの芸達者ぶり、
中井桃さんや阿部ちゃんのチャーミングさは多くの人やメディアで語られている通り。
瞬間的な笑いの破壊力は『マジック~』の方が高かったように感じたが、
作品としての完成度:ファンタジーと笑いのバランスはこちらの方が高目に仕上がっていると思う。


注意点としては、
“頑なに霊の存在を認めない中井桃”に対しある奇跡をおこしてみせるのだが、その場面では滝泣きした。
すぐに笑いの場面がカットインされるのだが、泣きながら笑うという苦行を強いられるハメに。
泣き上戸を自認される方は、中井桃が一人でカレーを食べ始めたら要注意です。


幽霊が見える為には3つの条件が揃わなければならないのだがその設定もよくできていて、
…ネタバレになってしまうが100人中100人とも想像がつくネタバレなので書いてしまうと、
最後、深っちゃんは幼少の頃に死に別れた父親【地味なスマップ】と再会する。
その場面でもその条件が上手く作用していて、「・・・そっか。。」と少し切なくさせてくれる。

哀しくなり過ぎず、かと言って笑わせるだけでも終わらず、良い締めくくり方だったと思う。


最後に。
この映画、上映が開始され、タイトルが出てはじめて知ったのだが
『Once in a Blue Moon』というサブタイトルがついている。
“Blue Moon”には“滅多に起こらない珍しい出来事”や“出来ない相談”という意味がある。
色々と想像を働かせられる良いサブタイトルなのでもっとPRすれば良いのに、
なんてことを思いつつ映画館を後にしながら自宅のmy娘~父親と死別した際の主人公の設定年齢~へ電話すると

「・・・ぁ~っ?」

という迷惑そうな反応。   “祟られてしまえ”、と思った。


アキノバラ・うなぎ

2011年10月31日 | 料理・食べ物

Nikon D90 + Tamron SP AF90mm F2.8 Di MACRO


開きの腹=関東は背開き、関西は腹開き、と


岐阜市に隣接する関市には、
『しげ吉』、『辻屋』、『孫六』を筆頭にうなぎ屋の銘店がひしめきあっている。

うなぎ好きを自称する輩は
「しげ吉が美味い」
「やっぱ辻屋でしょ」
「六歳になった孫が可愛くてのぉ」などと好き勝手なことを言う。

皆自分の贔屓の店以外は認めないばかりかケチョンケチョンにけなす。
そんなにトゲある言い方しなくても、という位に。

・・・バラだけに  (〃∇〃)へへ


サラダ味

2011年10月29日 | 料理・食べ物

ポテトチップスが好きな人は多いと思う。

ちゃんとした統計があるワケでは無いが、感覚的には
“レアメタル(希少金属)”とは“珍しいヘビーメタル(音楽)”だと思っている人と同数程度いるのではないかと思う。

ご多分にもれず、自分もそんなレアメタル=マイケル・アンジェロ派だったわけで、
ポテチが非常に好きだ。


一人暮らしの塗り絵ッテイだった頃、しばしば『ポテトチップス定食』なるものを食していた。
これは、
・主 食/ポテチ塩味
・スープ/コンソメ味
・サラダ/フレンチサラダ味

のカルビートリオからなるもので、ごくまれに金銭に余裕がある時などには上記プラス
・おかず/ヤマヨシわさビーフ味
・箸休め/コイケヤのり塩味

が加わり、『ポテトチップス会席』になる場合もあった。


一頃姿を消していた『フレンチサラダ味』なのであるが、
“すっぱさ1.5倍”になって復活していた。 確かにすっぱい。
“サラダ”というより“酢の物”に近い領域の味だ。
アンジェロ先生が醗酵してバケットヘッドさんになったような感じか。

今は当時とは違い、期間や地域限定品を含めれば相当数の種類が販売されているポテチシリーズなのだが、
“サラダ味”なモノはこの『フレンチサラダ味』が唯一のモノのようだ。


結論:ナンバーワンよりオンリーワンよりオイリーなので気をつけよう