【ぴょん♪】
Nikon D90 + AF-S DX Zoom Nikkor ED 18-70mm F3.5-4.5G
ロンドン五輪も大会4日目を迎え、
スポーツ好き:五輪好きの方々は一喜一憂する日々をお過ごしのことと思う。
「沁みるよねぇ、『恋人よ』。」
それは“ごりん好き”ではなく“いつわ好き”だ。
肉体と精神を極限まで追い込んだ選手達がギリギリのところで勝負している舞台の裏では、
一部のヘンタイもとい、マニアだけが注目している静かな戦いがある。
報道写真ブースにおける撮影機材のシェア争い~通称キャノニコ戦争~がソレだ。
両社のデジイチ・フラッグシップ機(キヤノン『EOS-1Dシリーズ』/ニコン『D一桁機シリーズ』)は、
オリンピック・イヤーを視野に入れて開発/発表/販売される。
運動競技の頂点を極める祭典で使われる撮影機材は、
キャノニコ戦争に注目している世界中のアマチュアカメラマンに、
“現時点での動体撮影用機材の最高峰が何であるか”をあからさまに知らしめる。
下手にコマーシャルをうつよりもよっぽど市場に与える影響が大きい為、
撮影許可を受けているカメラマンには積極的に機材の貸し出しを行っている、なんて噂もあるほどだ。
高価なフラッグシップ機が売れると言うことは、超絶に高額なレンズもまた売れるということでもある。
ましてや買い足しや買換えでは無く、“マウント(=メーカー)の乗り換え”なんて事をされた日にゃー、
まったくもって可愛気が無い金額が動くことになる。
オリンピックを照準としたフラッグシップ機の開発~販売合戦の背後では、
その後の売り上げを左右する、“もう一つのシビアな争い”が繰り広げられているのだ。
過去の祭典は両社が拮抗しており、
2000年のシドニーではニコンが先行していたものの、
2004年のアテネ、2008年の北京ではキヤノンの健闘が目立った。
キヤノンの望遠レンズは鏡筒が白色な為、簡単に見分けがつく。
レンズがずらりとならぶ撮影ブースでは、白レンズが目に入り易いのだ。
今回のロンドン五輪では、
白黒半分、場合によっては黒レンズ(ニコン)の方が多いのでは、と言われている。
ちなみに“白黒半分”と聞いてプロレスラー小林邦昭選手のコスチューム(初期型)を思い浮かべた人は、
是非ともお友達になっていただきたいので文通(伝書鳩使用)して下さい。
さてその“黒レンズが増えてきた理由”なのだが、
・キャノンは五輪までに新製品『EOS-1DX』を一般発売出来なかった~事前の評判が悪かった
・今春に発売された『Nikon D4』の出来がかなりよかった
・英国を代表するバンド:ローリング・ストーンズに倣って『Paint it BLACK』る人が続出した
などがあげられているのだが、真相はわからない。
新聞で男子柔道の試合結果を見ながら「良いねぇ、『坊主刈り』。」などと発言しているmy妻は“五厘好き”だ。
※本文の一部は『nikoniko7』様からのご指摘により改訂させていただきました