金魚日和

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ピエール・マルコリーニ

2013年04月27日 | 料理・食べ物

【今回の記事はなぜか『♪』が多い】
Nikon D90 +AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED


この『厚揚げにもろみ味噌をのせたような謎の物体』は、
驚くなかれ、【エクレア】である。

およそ3クチ余りで食べきれてしまうサイズにしてそのお値段、1コ税込630円也。
買う方も買う方だが、売る方も売る方である。
…世の中、何かが間違っているとしか思えん。

『踊る阿呆』と『観る阿呆』を比較した場合は『踊らないと損々♪』らしいのだが、
これはどう考えても買う方が大損である。

勿論、舌の肥えたセレブ3段みたいな人からすれば、
『大損』どころかお値段以上ニトリ♪の価値があり、
「この御味でこの御値段って、御買い得にも程があるわ~♪」と、
『御』の字満載のミュージカル口調で賞賛すべき対象なのかもしれない。
実際、連日大勢のお客さんで賑わっているらしいし、このお店。

でも貧乏舌でお子様舌、
30歳近くになるまで【ショコラティエ】とか【パティシエ】とか【カシワバラヨシエ】
などという小洒落た名前の職業を知らなかったグリコ県ロッテ市生まれ森永育ちの自分には、
【うまい棒】より2周り程小さいこのお菓子が、
【うまい棒】60本と同価で売られている&飛ぶように売れているという事実が理解出来ない。
きっと材料となっているカカオその他も高価なものばかり使っているのであろう。
それなりに根拠がある価格なんだとは思う。そうは思うのだが、
紅茶の美味しい喫茶店♪で飲み物とセットになっている金額でしょうが、これわ。


でもってお味の方も微妙な感じだ。

決して不味い訳では無いのだが、
この手の高級菓子は『独創的なアイデア』で高い評価を得ていることが多い。
『スタンダードを極めた先にある独創性』を生み出せる人&評価出来る人の味覚は、
得てして一般ピーポーを置き去りにしていると感じるのは自分だけだろうか。
ほら、味覚って元来保守的な器官な筈だしさ。

ぶっちゃけ、不味くは無いが美味いとも感じられない、と言うのが正直な感想である。


結論:自分にはシャトレーゼの【エクレア】1コ税込105円也で十分です。
  


Violence

2013年04月25日 | 辞書

暴力二男
(あばれ かにおとこ)

 普通に考えればどう考えてもショッカーの改造人間なわけだが、
実際には

ぼうりょく じなん
の読み間違えだったりするから日本語はヴェリー・ディフィカルト。

  


Rainy day Blues

2013年04月24日 | 生活

Nikon D90 +AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
  

普段自分が乗っている車は、デカくは無いが背が高めのSUVだ。
黒いボディカラーと相まって、後退する姿はフンコロガシのようなのだが、
この手の車としては取り回しが良く、運転もし易い。

「悪酔いする」と酔っぱらいには大不評の後席に反し、前席の乗り心地は悪くない。
乗降もし易く、膝関節を『グルコサミン&コンドロイチン』や『痛散湯』に頼っているご老人にも好評だ。

若い頃は背が低いスポーツカー(『ミツルハナガタ2000』とか)に憧れもしたが、
今となってはフンコロガシ・スタイルもまんざらでは無い感じである。

ただし、その車高ゆえ、問題になることもある。
その一つが雨の日の乗降だ。


公称182cm、実際には169cmしか無い身長の自分には、
160cmそこそこの車高のフンコロガシは、顔のど真ん中辺りに屋根が来る。

朝、車に乗り込もうと雨の中傘をさして車に近づく。
そこまでは何も問題無い。
だがロックを解除し、ドアノブに手をかける距離にまで近づくと、
屋根でバンウドした雨がまともに169フェイスを直撃するのだ。

傘をさしているのに雨に濡れる不快感。
先程顔を洗ったばかりだと言うのに再び顔を濡らされる屈辱感。
馬のマル秘ショーが見られる国際秘宝館。

そんな複雑な心境になるがゆえ、雨の日のお出かけは気がすすまない。


結論:以上をもちまして本日の遅刻の言い訳とさせていただきます
  


カレーとダイエット

2013年04月23日 | 料理・食べ物

Nikon D90 +AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
  

帰宅する。
ドアを開けると予期せぬカレーの香りが漂ってくる。

カレー星人にとってはこの上ない至福の瞬間である。


スタジオレッスンに通うmy娘を名古屋まで送って行った日曜の夜、
帰宅した自分を出迎えてくれたのは、若々しく荒々しいスパイスの香りだった。
作り立て/投入したてのカレー粉の香りが、否が応でも食欲を刺激する。

いつもは子供用と大人用、辛さの違う2種類のカレーをつくるmy家なのだが、
この日はレッスンでいないmy娘用のカレーは作らなかった為、
いっそう、スパイシーな香りが強調されているようだった。


1ヶ月程前から、お肥り傾向に歯止めがかからないmyボディに喝を入れる為、
・炭水化物控え目
・仕事中のお菓子控え目
・夕食後に運動のノルマ
・通勤中の車内で『2億4千万の瞳』を絶唱し、自分がHIROMI GOであると暗示をかける

などの方法で体重/体脂肪を落とそうとしていた自分には、
・ご飯のお代わりノンストップ
・ルーと鶏肉、ダブル脂の誘惑
・満腹感がもたらす運動意欲の低下
・スパイスが喉を刺激する為「♪ジャペァーン!」の絶唱禁止

に陥るのが目に見えている【カレーライス】は鬼門だったのだが、
スパイスの香りを嗅がされては『腹八分目』などの自制が効くわけがない。
盛大にお代わりをし、あえて皮が多い部分の鶏肉を食べ、
ルー盛り沢山のカレーを腹に蓄積させ、運動もせずに寝た。
…これで『皿洗い』と『駅まで娘を迎えに行く』という役目さえ無ければ、
完全にマハラジャ気分だったのだが。…現実はそんなに甘くない。カレーだけに。


翌日も当然【カレーライス】である。
初日の攻撃的な香りとは異なり、
一晩寝かしてまろやかになったカレーにはまた違った美味しさがある。
二日続けて食べてこそ、【ご家庭カレー】の真髄が味わえるというものだ。


月曜日、【二日目のカレー】を食べる気満々で帰宅すると、家はもぬけの殻。
どうやらmy娘を塾に送迎する為、女子ズは早々に食事を終え、出かけているようだった。

コンロをのぞくと鍋が2つある。
おそらく新たに子供用カレーを作ったのだろう。中身はどちらもカレーだった。


・・・はて。昨日食べた大人用カレーはどっちの鍋だ?


当然、食べてみればわかる。    と思った。のだが現実はそんなに甘くない。カレーだけに。

室温程度のカレーは、あまり辛さを感じない。
そればかりか、辛さ/スパイシー加減の度合いが、
『今日仕込んだばかりで荒々しい感じの子供用カレー』と
『辛い筈なんだけど口当たりがマイルドな大人用カレー』では同じ様に感じるらしいのだ。

何度もスプーンですくって味見っているうちに、香辛料で舌が麻痺してきた。
まったくもって同じ味にしか感じられなくなってしまった。


一か八かで片方の鍋に火を入れ、温まったカレーを山盛りのご飯にかけて食べた。
展開から予想される通り、子供用のカレーだった。
再び大人用カレーに火を入れ、自棄気味にお代わりをした。


明日からは気合をい入れて「♪ジャペァーン!」と唄おう。
でもなぁ、、、昔みたいには簡単に痩せなくなって来てるんだよなぁ、、、加齢だけに。
 


のこしたもの・のこったもの

2013年04月22日 | 生活

Nikon D90 + AF-S DX NIKKOR 16-85mm f/3.5-5.6G ED VR


そのドアを開けた人の大半は、
壁に掛けられた少なく無い数の作品を目にすることが初めてのことであり、
おそらく再び目にすることが無い人達だろう。

そのドアを開けた人の大半は、
壁に掛けられた少なく無い数の作品の作者が、
もうこの世には存在していないことを知っていてそのドアを開けている。

そしてそのドアを開けた人の大半は、
もうこの世には存在していない作者のことが大好きな人達だったのだと思う。

昨日、
自分もまた、そのドアを開けた人達と同じような気持ちで会場のドアを開けた。
  


今はまだ、書くべき言葉がみつからないので、上手く文章にはまとめられない。
んだけど、
結論だけ言えば、とても良い展覧会だった。
間違いなく「鈴木聖也~さいしょでさいごのてんらんかい」であり、
自分が知っている、自分が大好きなせいやさんそのものの作品群だった。


週末、もう一度観に行くチャンスがあるので、ちゃんとした記事はその後に書き上げよう。


とりあえず。  おめでとう、せいやさん。おつかれさまでした。