五藤光学研究所 嶋 邦博さんがケフェウス座の銀河NGC6951で3個目の超新星を発見しました。発見は、3月24日未明に、五藤光学研究所 八ヶ岳観測所の45cmカセグレン式望遠鏡に0.33倍レデューサーを装着、冷却CCDカメラを使って約7900万光年かなたの星の大爆発をとらえることに成功しました。
最初は超新星候補PSN J20372558+6607115と番号でしたが、海外の研究機関で分光観測され、水素やヘリウムの層が失われた大質量星が爆発するIbn型という報告が上がり、超新星SN2015Gという番号がつきました。
嶋さんの超新星発見は、2013年12月、おひつじ座の銀河IC1890に発見したことに続き3回目となります。新月期中心の限られた時間の中にも関わらず精力的に捜索を続ける中での快挙となりました。
嶋さん、3個目の発見おめでとうございます。 (kon)
画像上:発見時の画像(嶋さん提供) 2015年3月24日 4時00分から 30秒×13枚と120秒×3枚の合成
画像下:筆者が撮影した画像 2015年3月26日 2時56分から 16cmアストロカメラ 120秒×24枚の合成