消費者庁は29日、インターネット通販大手「アマゾン」を装い、有料動画の未払い料金名目の架空請求詐欺が多発しているとして、注意を呼び掛けた。昨年11月も同様の注意喚起をしたが被害は減らず、被害は計約1億6500万円に上る。

 手口は、携帯電話やスマートフォンにショートメッセージで「有料動画の未納料金がある。連絡がないと法的手続きに移行する」という文面を送り付けるもので、記載された電話番号にかけてきた人に対し、アマゾンのギフト券などを購入させ、券に記載された「支払い番号」を連絡させる方法で現金をだまし取っている。