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2019年は書店員としてのお仕事のめくるめく素晴らしい日々を。時々エレカシ・ミッシェル・Suchmosなど

じんわり心にしみること

2007-06-17 | 絵本読み聞かせなど

       ↑この夏初めての紫陽花撮影は、昨日参観日で訪れた小学校の校庭で

ここ2回続けて読み聞かせで顔を合わせた男の子と学校の廊下ですれ違った。 5年生だったかな。 先生がその少年の腕をしっかりつかんで、一緒に廊下を行ったりきたり。 

「大丈夫よ。お母さんは今日、参観日ってちゃんと知ってるから」と先生が少年をなだめているけど、少しだけいらだたしそうに、少年が教室の扉をどっかどっかと蹴っていて・・・ でも、思いっきりじゃなく、ちょっと遠慮気味に。

悔しそうな寂しそうな笑顔をうかべていた。 先生に「一緒にぼくのお母さんを探しに行こう」って、歩いていたところだったのかな。 あのあと、お母さんが教室に来てくれてて、「よかったじゃない」と先生に言われていたらいいね。

この少年は穏やかで優しい。 読み聞かせが終わると静かに立ち上がり、ゆっくりランドセルを置いてる棚に歩いていき、おもむろに何かを取り出して、またゆっくりこちらに向かって歩いてくる。 そして、「はい」と言って、静かにひとつの折り紙の作品を渡してくれるのです。 

先月はブルーの折り紙で作ったナイフ、このあいだの木曜日にはきれいな水色の柄の小箱をくれた。 「これ、広げると箱になるから」 とぴっちりときれいに折ったものを手のひらにのせてくれるんだよね。 「ありがとう」と言うと、微笑んだ顔のまままた静かに席に戻っていく。 

じんわりあたたかいものがあふれていて、涙が出そうになる。 また、このクラスで読み聞かせをしたいけど、もう後期までないんだ。 

このクラスは男の子が5人だけのこじんまりとしたもので、普通のクラスでは少し、ついていくのが厳しい子どもたちのために特別設けられているクラスです。 本を読んでいるとき、その本の世界に入り込む集中力はすごくて、読んでいる私も気持ちが盛り上がって、読み終わったあとはとても清々しい。

 

       丁寧にしっかりと折ってある。娘もすごいきれい!と驚きでした。

このクラスで最年長の6年生の男の子はイラストがとてもうまい! 教室の外の掲示板に張り出されているみんなの作品と作文を見るのが楽しみなんだ。 

その少年の作文についている絵は細部まで詳しく細かく描きこまれていて、何度見ても飽きないし、くすっと笑ってしまうそんなユーモアも備わってる 沢野ひとし風の絵に緻密さをプラスした感じのもので、将来イラストレーターになって誰かの小説の挿絵なんてしていたら、どうだろう・・・と勝手に夢をふくらませている私なのでした。 

この少年のイラストもじんわり心にしみるんだよね

昨日、土曜日は参観日だったのです。快晴の中、1日存分に学校を見て回って充実した1日でした。 娘の担任の先生、たぶん、私と同じ年か少し下かな・・ 子どものやる気をだしてくれるのが上手で、どんな魔法をつかってるの?と思う。 

1年生のときとは見違える程いきいきとしてる表情の子どもを見て、大満足の参観日。あ~、楽しかった

   

  校内には野菜畑がたくさん。

  しそ、プチトマト、枝豆、オクラ、ナスなどなど。そういえば昨夏、巨大オクラを発見してびっくりしたものです

  

  お花ももちろん!アジサイもきれいに咲いてた。

   これは金魚草だよね。お日様にあたってきれいだったよ。

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