おはよう御座います。
当ブログは、日々のニュース・バルチック海運指数・SKEW指数・VIX指数をもとに、東証1部(1482:米債ヘッジ・1552:VIX短期・1679:NYダウ・2561:日本国債)…の始値を予想するブログです。
<今日の私的材料>
- 経済減速懸念の芽が複数ある米。要警戒。
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- ウォルマートが政府要望を前倒しで時給を上げた ⇒ 雇用を抑えると見ての ⇒ 米経済押し下げ要因へと。
- 原油価格⇑
- 米長期金利上昇によるインフレ期待⇑
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…今日のNYは、
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- ウォルマートが重しとなり、最高値更新し続けていたダウが4営業日ぶりに反落。
- 景気回復期待からの、コモディティ高騰の今日。からの「値上げ⇒価格転嫁で個人消費が⇓」と見られている。
- 原油価格がマーケットの材料となってきている。
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①米ウォルマート決算は、事業売却で最終赤字となりましたが。内容的にはパート社員の時給引き上げも赤字因だそう。バイデン政権での”最低賃金引上げ”を前倒したウォルマート。しかし、マーケットはこれを「時給引き上げた分、雇用抑制⇒故に、経済押し下げる」と悪い方向。しかし、ネット通販やワクチン接種で確実に巻き返してくるとも見られているウォルマート。
②原油価格。今後急騰すると見ている複数のアナリスト。⇒”悪い金利上昇”となると見られています。NYは、2017年3月以来の長短金利差となり、故に、リスク回避での円買いとなった今日。バイデンの巨額財政出動が3月中旬以降に成立すれば、春には再度の現金給付となり、故に、個人消費が堅調になり、物価が上昇し、からの「金利上昇」(=悪い金利上昇)へと進むとマーケットは見ており(今日の下げ要因)。⇒故に、マーケットへはマイナス因。
《フィスコNY:平松さん》
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- ドル売りが優勢だったが、①インフレ期待上昇、②金利先高感から、FRBは金融緩和策を維持する、と見て、ドル売りは限定的なもの。と。
- 原油先高感が目立ってきた。米テキサスの大寒波の他に、カナダ⇒米へのパイプライン案・建設認可を取り消したバイデン。&バイデンによる”地政学リスクの上昇”も相まって、
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⇒WTIは100$近くまで行く、とも。
⇒カナダ$、豪$etc. 資源国通貨が上昇する、とも。
⇒故に、米はインフレへと進む、と見られる(100円割れ⇐これはリスクオン地合いでの)。しかし、このインフレにより米経済が悪化方向へ進むとも見られている。⇒なので、ドル円は結局は抑えられる、とも(拮抗作用で。”リスクオフの円買い”ではなくて)。
《大和証券:壁谷さん》
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- 米インフレ期待が堅調⇒ワクチン接種増加・バイデンの巨額財政出動期待で
- ⇒期待インフレ率の高まりへと(現在5%。原油価格と連動している)。
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このまま1バレル60$台で推移した場合、期待インフレ率は大幅に上昇すると見られる。しかし、opecプラスやサウジetc. の減産調整で供給の方が勝ると、頭打ちとなり、油価も下落すると見るが、バイデンの巨額財政出動成立見通しの3月中旬頃までは、油価は上昇していくと見るマーケット。
…米輸入物価指数。2012.3月以来の上げ幅となりました。原油輸入が押し上げ因(油価高騰が因)。輸出では、農産物輸出が1988年の統計開始以来、最大の上げ幅となったそう。
…人民元が安くなってきています。5:45では16.35円⇒7:30で16.29円。今朝のワールドニュースでは経済指標は全て良好的に伝えられていた中国。上海総合も昨日は5年6ヵ月ぶりの高値(出遅れ株買い漁りでの)。中国リスクオン・米リスクオフ気味な今。
…ロビンフッドCEOらへの公聴会。新しい規制が必要なのかどうかが焦点。高速取引業者(マーケットメイク)からのリベート(売上割戻、仕入割戻)で成り立っているロビンフッドの収益。「ヘッジファンド救済のために、取引を停止したのでは」という疑いに対して(ヘッジファンドが利することになったので)、「むしろ取引手数料0で個人投資家のほうが有利だ」とCEO。
…BNPパリバの中空さんが今朝のモーサテで仰っていましたが、FRBや日銀がテーパリングを始めても、バブル崩壊とはならない(巧みな技を使ってくると見るので)。現にFRBは政策金利と連動する2年物国債金利を抑え込んでおり(市中に出回っている2年物を買い占めて)、もし米発バブル崩壊的なものが起こるとすれば、因は”需給のミスマッチ”ではないか、と。
現在、半導体ひっ迫や、テキサス州での電力不足etc. きっかけ因はゴロゴロしている。これらが因での(価格上昇での、経済悪化)、物価上昇、長期金利上昇が、バブルがはじける因となるのではないか、と中空さん。
(しかし、私的には、1989年の大納会につけた38,915円が1990年10月にかけて半減していく因となった、1990年8月の「イラクによるクウェート侵攻(バブル崩壊のきっかけ)」から推察すれば、QUAD(日米豪印戦略対話。反中国での連携。昨日に電話会談有り)やイラン、台湾etc. の地政学リスク(今回はオイル絡みではなく、中国の軍事力遂行絡み?が再度きっかけになるのでは、と思うのだが)。中国の海警法に対しても懸念を示しているQUAD。)
よろしくお願いいたします。