おはよう御座います。
当ブログは、日々のニュースをもとに、今後の相場を予想するブログです。
〈今日の私的材料〉
- 10/31.MXストックボイス.KOYO証券:二本柳さん。要約。
…先週の米株上昇は、米マーケットのVIX低下・ボラ低下からの「株の持ち高比率をUPさせている動き&月末の調整&月末のテクニカル」と見られている(ストックとしての買い)。
…11月FOMCでの「75bps利上げ」はすでに織り込み済み。も、その先は未だ見えていないマーケット。
利上げペース鈍化する?見直しされる?との思惑での上昇だったが、先週末PCEの”インフレ高止まり”が再度のFedタカ姿勢(WSJによる代理リーク)を呼んでしまい、WSJ記事(Fed)に対し「言ってることが違うじゃないか」と、ギリギリでFedリークを投げてきたWSJに対し怒り心頭なマーケットの様相に。
…はしゃぎ過ぎていた先週後半の米マーケット(もしマーケット参加者がPCEに対し冷静な態度をとっていれば(”Good news is good news”な動きをしていなければ))、パウエルは「利下げもあるかもよ」と言ったかもしれないのに(住宅投資etc. ”粘着インフレ”カテゴリにインフレ低下(鎮静化)の兆しが見えてきたPCEだったので)。
マーケットがはしゃぎ過ぎ・祭りな様相の⇑だったので、Fedはあえて「WSJ記事」を差し込む顛末に。
「12月FOMCが(not 75bps。"50bps"利上げ)となっても、年明けまだまだ利上げ終わりにはならないよ」「FFレート(政策金利)もう一段の上昇もあるかもよ」を匂わせた。
…FRBの金融引き締めの効果はコツコツと出てきている(個人の住宅投資が⇓)。
も、家計や企業の現金保有率がまだ高止まりしていることも判明しているので、Fedは「まだ引き締めは必要」としている。
「インフレがまだ高止まりな家賃・賃金・医療」といった”インフレ粘着分野”以外のコモ・エネルギーの価格が低下してきている(GDPデフレーターが大きく下落し、∴インフレ圧力がだいぶ下がってきている今(港湾も落ち着き、供給サプライチェーン圧力も解消・抑えられている))ので、”粘着部分”のインフレ低下が見えてきたなら「来年前半のどこかで利上げを止める可能性」とも二本柳さん。
…米半導体・グロースの決算が散々だった+米金利高により、米ビッグテックはしばらくは厳しいと見ている。
&人件費がコントロールできないGAFAMなので、このポイントも買いづらい(好決算はapple・Microsoftのみ&メタの減収)。∴「GAFAMの”一時代”が終了した感」がある今。
…∴現況は「シクリカル(景気敏感株)優位」 vs 「グロース劣位」という濃淡が鮮明になっているマーケット(ダウ⇑(戻りが大きい)・ナス⇓)。
→ダウ:キャタピラー(景気敏感株の親玉)強し。(値上げができており、なおかつ増収増益)
→∴Fedの利上げ攻勢でも”粘っている”米企業景気敏感株。(も、5-10年タームで見れば米グロースは買い目な今。appleとか)
…米国債利回りの低下が起きない今は、「世界経済はしんどいが、”景気”はそれほど悪くない」を表している。
=”安全資産”である米国債が買われない今。
→∴「今は本当にグロースの買い目なのか?」(グロースを買うのではなく『シクリカルを買っといたほうが良い』と考えている人が多くいるということは、→グロースはもっと⇓行くと読める)
…「10-11月」。
需給の剥落要因が無い月なので、上昇しやすい。
→「10月を起点に来春まで上昇すると見ている(期待)」と。
…Fedの打ち止めが見えてくるなら、更に上昇。
…中間選挙(11/8)終われば、「2年後の米大統領選」へと経済対策の話合が動いてくる(経済に悪いことは言わなくなる)ので、→∴経済刺激材料からのマーケット⇑が起こりやすい(∴米⇑での日本⇑か)。
- 豪ABC(今朝ワールドニュース)。
…「米軍が”対中国”を念頭に、豪北部にB52(核搭載可能)を6機配備へ。豪政府は1億円をかけて4年以内にB52の駐機場を建設する予定」
これに対し中国は「地域の軍拡競争を招く」と警告。
- 「北の核実験に警戒」と今朝BS1ニュース(8:50)。
…昨日~11/4までの米韓大規模軍事訓練に対し、「強硬 vs 強硬の様相になる。合同訓練を即時やめろ」と中止を要求しています。
&米に対し「次の段階の措置を考慮」と揺さぶりをかけている。
中間選挙の11/8までに7回目の核実験を行うと見られています。
よろしくお願いいたします。
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