こんばんは。
〈気になる材料〉
- 大手ヘッジファンド5社のRegional Heads からのヒアリング。~こうたさん
…株式市場に影響を与えた金利(名目・実質・期待インフレ(BEI))。
FRBのインフレ退治コミットメントを先行して織り込む形でBEIは4月後半頃に天井を付けた。しかし、それ以降も名目金利(マーケットでの金利)は上昇を続けたため、結果的に実質金利が上昇し、これが株式市場の評価を痛めつけた。
名目金利は、(BEIの更なる低下により)6月上旬にピークアウトした。その後SPXは直近安値(6/16)から約8%の上昇となった。(既に成長株やジャンク株は5月後半から徐々に市場全体をアウトパフォームしていた)
…株式市場のアウトルック。
しかし、直近の株式市場の反騰を牽引する銘柄株に確固たる業績の裏付けが乏しい事、加えて、高止まりする実質金利や$高が今後の企業業績に与える負の影響を考慮すると、ここからの更なる株式市場の上値追いには懐疑的。
Q2決算発表シーズン通過後に相場の方向性が明確になるだろうが、「(ベースボールアナロジーで言えば)現在は過剰流動性バブル崩壊ゲームの”5回裏”から”7回表”が終わった頃合いではないか」とのこと。
…その他テクニカルやフローに関するコメント。
「株式・コモディティ・CDX(社債スプレッド)など、多くのリスク資産が揃って50日平均線をクロスしたのは今年に入って初めてで、CTAsが目先の相場モメンタムを加速している側面はある」
よろしくお願いいたします。
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