おはよう御座います。
当ブログは、日々のニュース・バルチック海運指数・SKEW指数・VIX指数をもとに、東証1部(1482:米債ヘッジ・1552:VIX短期・1679:NYダウ・2561:日本国債)…の始値を予想するブログです。
<今日の私的材料>
- MXテレビWORLD MARKETZ:近藤さん(another stage)の言っていた通りの展開に。
…昨日のFOMC後のリスクオンから一転して荒れたNY。SOX指数は⇓4.0%!
ナスダックの大幅下落(15180(⇓385))は、「appleが無線通信チップを内製化する(自社生産)」という報道から。今までappleの無線通信チップを作ってきたブロードコムとスカイワークスも大きく売られた。サプライチェーン問題で売り上げが減少したことからの、今回のappleの動き。
12/15のWORLD MARKETZでの近藤さんやホリコさん。「今マーケットに居るのは負けが込んでるヘッジファンドだけ。”何とかしないいけない”殺気が凄いので、手を出さないほうが良い(来年の米税制改革で、今年は”11月の決算ラリー”が9月から始まっていた(パウエル人事材料を肴に)。勝ち確なヘッジファンドは早々に手を引いていた)」と。
ここ3週間ずっと「負けが込んでるヘッジファンドしかいない」と言っていた近藤さん。通貨も株式マーケットもアンワインドの嵐な今(もちろん、昨日の東京の上昇もこの一連のアンワインド。近藤さんははっきりと『日本株マーケットは、なかなか魅力を見出せない』とも言い続けていました)。
マザーズ・新興市場・中小型株が上がっていない昨日の東京(29066(⇑606))はやはりおかしく、アンワインド・一時的な上昇でしかないような。
米も、7%のインフレなのにFFを0.75%に上げたところで、本当に歯が立つのか?(も、まだまだ低金利なので。低金利時にバブルは弾けないとは思うが…)
ちなみに12/6-13の週は、外国人が売ったところで、国内の信託銀行・年金勢が底で買っている。
今朝のモーサテで、ニッセイ基礎研:井手さんが現況のリビジョンインデックスについて解説していました。
→リビジョン、低下中(機械・食品・小売が、サプライチェーン問題での原価上昇を価格転嫁できず、からの下方修正で)。逆に、自動車(部品も。特にトヨタ系)・情報通信・医薬品・商社・卸売は、”証券会社レポートでは上方修正へ”と。∴企業からの上昇見通しが出た時が買い時、とも井手さん。→∴来春には「3万台定着と見ている」とも。
…米EVリビアン・オートモーティブ(インフレ先行指標的存在)。
「年内に自社EV1000台」を目標にしていたも「386台だった」と。来年22年夏にジョージア州アトランタに2つ目の新工場を建設(’24年に稼働)。ピックアップトラックのEVに力を注いでいるリビアン。
米では、これから車(EV)を買う人に絶大な人気を誇っているリビアンのピックアップトラック。期待だけでのここまでの株価。FB・Amazonですら5~7年かかっているので、GAFAMを超えていてバブル的に怖い。「24~25年に、FRBのポリシーミスで利下げに転じる」と見る向きもいる。
…住商・東レが中国で汚染水処理事業に参入。
住商:北京キャピタルと共同。
東レ:逆浸透膜で世界シェア6割持ってる日本企業。
- 世界が手仕舞い・引き締めへと。
…BOE:0.1%→0.25%へと利上げへ(『雇用支援を作らなかったので利上げ据え置きとした先月』は杞憂だった。インフレは上昇、として)。今夜、英小売売上高。
BOE「来4月にインフレ6%になると見ている。頭打ち」
ニッセイ基礎研:井手さん「来年中盤に利上げ終わると見ている」
…ECB:PEPP(緊急コロナ資産購入)を来3月で打ち切り。4月以降の資産購入額は現在の半分に。代わりにAPP(通常資産購入)はQ2に増額。
ラガルド「来年の利上げはありそうにない」
昨夜のECB・BOEで、欧州の銀行が「ユーロを$転し、リバースレポファシリティにて$預金」と(FRBのリバースレポファシリティに米$を預けた)。∴米リバースレポ残高が1兆6211億$と、過去最高の記録的な水準に。
…トルコリラが大変な感じ。トルコ中銀は世界で13番目のGOLD保有高(393t)。
現況、リラ買い介入の為、資金を作る為にトルコ中銀はGOLDの売り手となっている今(買い手が売り手へと)。
…英2年債急上昇(売)&米2年債は急低下(買)。
一昨日のFOMCで、パウエルさんは「膨張しているバランスシート(抱えている”コロナ資産購入プログラムで買い吸収してきた国債・HY・MBCetc. ”)をどうするか。問題に着手する」的ニュアンスを匂わせていました。米インフレが続伸していくのは間違いないとも見られている今(も、金利上昇と$上昇の連動性は無いと見ていたマネックス吉田さん)。世界同時利上げフェーズ入りだが、米2年債利回りは必ず下がると見ていました。
Fedは「3月に利上げの必要あるも、急ブレーキの必要はない。なぜなら物価高騰の勢いは衰えていくと見ているから」と。~WSJ番記者Twitter
…ブラックロック:来年の相場「今年と比べて、2022年初頭の世界の株式マーケットは変動が大きくなる公算が高い。インフレ懸念の深まりに伴い、債券利回りが徐々に上昇すると見ている」(悪い米国債売り)
抱え込んでいる膨張バランスシートの再建資産(ブラックロックに丸投げしているFRB)、これをブラックロックは2022年初頭に徐々に売りに出すのではないか(消化していく)?⇒∴HY債etc. 価格急落か(トリガーになるか?)。
よろしくお願いいたします。