お袋〔義母）の事

８月に入って、バア様と娘家族は爺を独り置いて大分に出かけた。お袋（義母）に会いに行ったのだ。７年間ばかり一緒に生活していたのだが、ある日突然に施設に入れてくれと言い出したのです。そんなことは出来ないと断ったら長男さんに連絡してさっさと大分に行ってしまったのだった。そして直ぐに施設に入ってしまったのだが、未だにその理由は分らない。

少し認知症が見られるという長男さんの連絡で娘に運転を頼み、１泊の予定で出かけたのだった。爺を置いてきぼりにしたのは３時間も車に乗るのは大変だと思ってのことだったらしい。お袋は大正７年生まれの今年９２歳だ！「元気であればそれで良い」と我が家のバア様は云っていた。それでも「あんたは誰ね」云われた時はショックだったらしい。
それでも山鹿から来た事。孫の娘の事や曾孫の孫娘の手を握って話しているうちに思い出したようで、二階から”水”と呼んでいた○○さんは元気ねと爺を思い出してくれたそうだ。「私よりアンタを先に思い出したようよ」と笑っていた。でも帰る時またもや「あんたは誰だったかね」と言われた時には涙が出る思いだったそうだ。

１７歳で嫁に来て１８で姉を２０で自分を生んでくれた気丈夫な母の姿が眼に浮かんで来たのだろう。教育者だった義父とは１０歳も違っていたそうだ。７年近くの一緒の生活の間でお袋の寝そべった姿を見たことが無いし、私が連絡しない限り先に食事する事は無かった。それに今左眼の黄斑変性で苦労している爺の大先輩であり、然も両目で１級障害者でもあった。時折テレビで相撲を見ていたのであんまり信用していなかったが、自分でその病に罹ってお袋の苦痛がよう分ってきた。爺も会いに行けばよかったと少し悔やんでいる。爺が最後に会ったのは米寿のお祝いに行った時が最後になっている。(２００６ー３月up参考)






　　　　　　　　　　　　　　　☆今日も暑かった！　夕陽がようやく沈んでいった☆

OMRON 体重体組成計 カラダスキャン HBF-354IT 価格：￥ 26,250（税込） 発売日：2004-04-20