晩秋への雑感

爺の体内時計は少し速すぎるような気がする。今年の５月、古希を迎えた事も信じ難いがその今年も明日は１１月、所謂霜月だ。炬燵を入れたり、シャツも厚手になってその上にチョッキを着込んでいる。炬燵は台の下に段ボールを４ヶ仕込んで高炬燵としゃれ込んだ。
★今年も冬の渡り鳥ジョウビタキがやってきた★


最近，座ったり立ったりする仕草が難儀になったからだ。特にが膝が痛い。立ち上がる時、ギクッと音がする。ところが連れ合いのバア様も同じ音がすると云う。1才違いだが年齢的にもあっちこっちが痛くなるのも仕方のない事だろう。週に２～３回通っている整形外科の電気治療も10台のベッドは同輩らしき人達でいつも満杯だ。患部を暖めて、低周波の治療で合計３０分、それにウオターベッドと呼ばれているマッサージ器で１０分程身体をほぐして貰う。保険を使って１１０円　申し訳ない気がするが有り難く利用させてもらっている。
★我が家の庭の点景 ★



顔馴染みになった看護士さんが「田圃は何反作っているのか」と質問してきた。足腰の痛みは農作業の労働の結果と考えたらしい。ちょっと恥ずかしかったが「畑は持っとらんバイ。」と答えると最近の農家の人は昔と違ってサラリーマンと身体の作りがかわらないとか。そう云えばいつの間にか田植えがすんで稲刈りもアッと思う間に終わっている。そんな事を踏まえての質問だったのだろう。今度の連休で３日は五家荘に行く事にした。娘家族が久連子の古代踊りをぜひ爺に見せたいと言い出したからだ。勤労感謝の日の祭日で昔の新嘗祭だ。農業への勤労への感謝がそもそもだが、俺でも出来ると云ったらバア様からこっぴどく怒られた。取り合えず、落ち葉が吹き溜まっている庭の掃除をお願いしたいと・・・参った。

★きょんさんのご指摘（コメント欄で）で文化の日を新嘗祭（勤労感謝の日）と思い違いをしていることに気が付きました。体内時計と同じように記憶や知識も錆付いてしまっているようです。そんな事で爺のボケ加減を笑って読み過ごししてください。ごめんなさい★
　

リハビリしている病院の周辺は畑と田圃だ。先週、稲刈りが済んだ田圃のノ周辺に雀の大群が飛び交っていた。一時間も落穂を食べたら何合食べるだろうかと戦前生まれの爺は「勿体ないな～」と少し心配になった・・・つい幼い頃の落穂ひろいを思い出したからだ。今では稲刈りと同時にトラクターが製品化して袋詰めにしてしまう。そんな事を思うとこの雀たちは豊作を祝って踊っていると言ったほうが正解かもしれない。
　明日からの連休　少し天候が崩れ始めているのが気になり始めた。
★　稲刈り後　雀の大群が豊作を祝って乱舞していた★

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我が家のメダカの学校

なかなか釣れない鯉釣りに飽きた孫達はバア様の依頼でメダカすくいを始めた。シラハエ・シビンチョ（タナゴ）から川海老までiすくい上げ、その中にはあの懐かしいアカメダカ・クロメダカもいた。数年前、爺の誕生日に熊本の孫達からお祝いに金魚を貰った、鶴姫とかサイゾウと名前のついた可愛い金魚達だった。ところが5年位たってポンプのスイッチが切れているのに気がつかず、弱らせてしまい２日後に死なせてしまった。　
★メダカすくいと水槽の一部★

そこで始まったのが農水路のゴマンゾウとの触れ合い。2センチ位のシラハエの赤ん坊達だ。吃驚したのは子供の頃よく故郷の山田川にいたシビンチョやドンカッチョがいた事だ。残った１匹の金魚を気にしながら、あまりの懐かしさに養うことにしたのだった。
その後金魚も川魚の持ってきた病気に参ってしまい農水路のメダカの学校になってしまった。担当飼育係はバア様である。雄雌見分けも出来なかったのに今では産卵の世話から赤ちゃんの飼育までベテランになってしまった。どうやらサークル仲間に先生がいるらしい。

今年の春頃から体調を崩して再三入退院を繰り返している熊本の兄から電話があってメダカの話になったらしい。若い頃、仕事でこの地に住んでいた兄はめだかを分けてくれと言い出した。見舞いには根の付いた花や生き物は控えるべきと作法で習った事はあるが、兄の命令だから仕方がない。少し大きめの透明のプラスチックの虫箱に入れてもって行った。兄貴は本来が獣医さんだから生き物は大好きである。特に川海老が気に入ったらしい。１㎝くらいの海老が魚のように泳ぐ姿が気に入ったのかも。”生き物は！”と云っていた義姉さんもフアンになったようだ。長男の奥さんがメダカの本をプレゼントしてくれたと喜んでいた。先日は大き目のコーヒーのビンにクロメダカを入れて持って行ったら、夜中に懐中電灯で照らして眺めているとか・・・。


　 ★メダカの食事の時間＜クリック＝アニメ化＞★

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　★藻も水槽の浮き草も近くの小川から★





　★我が家のメダカの学校の開校が始まった★


　　 ★シラハエは釣り針で釣れそうな大きさになった★

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鯉太郎とイトトンボ

鯉太郎一族のすみかは遺跡公園ん下の農水路の秘密の場所である。毎年５月の終わりに下流の堰が閉められ田植えを待ち、稲穂が垂れる１０月になると堰が開けられる。その半年の間水かさも深く鯉太郎は何処に居るかは判らない。鯉太郎と孫達の関わりは何度かUPした。なかんずく愛知の孫頭を釣り名人と呼んで紹介している。

★昨年の暮れ愛知の孫頭が再度釣り上げた鯉太郎★

　　
釣り上げた鯉やフナは昔の水汲み場で今は改修されて公園化され泉水になっている。周辺にはご近所の人が２年掛りで整地され多種類の菖蒲を植えられ今年は初めて花が咲いた。子供達が池に鯉を放流すると青鷺が悪戯する事と子供の事故を心配して竹を編んで屋根を作ってもらった。水は湧き水だから美味しかろうが餌がない。そこで毎日のように猫の餌のキャットフードとご飯の残りを持参し毎日会いに行った。そんな事から鯉太郎と呼ぶ事になった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　★当時の竹の屋根と菖蒲園★

然しながら昨年の８月の大雨でこの池が氾濫し鯉太郎一族は土管を通って農水路に逃げてしまった。竹の屋根も取り払われて年末の鯉数匹は爺が水路に戻してやった。小さい子供の遊び場になって危険と感じたからだ。
　（線引きはリンク挿入）







　　　　　　　　　　　　　　　　　t
★鯉太郎は一回り大きくなって貫禄が出ていた★




　　　　　　　　　　　　　　★　秋の陽気に誘われてイトトンボとクロメダカが・・・★


　　　　　　　　　　　　　　　　　　★イトトンボは可愛い★



　　　　　　　　　　　　　　★ハグロトンボが鯉太郎と遊んでいた★

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秋空の今日は・・・。

　　　　　　　　　　★菊池川の七城の河川敷はコスモスで一杯★




　　　　　　　　　★次の日曜日は満開か！★




　　　　　　　　　　★孫からの電話で　月が綺麗と！★

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爺も 鯉太郎も 元気！

　８月の血液検査と肝臓のＣＴ検査で担当医は「よかったですね。　Ｂ型のビールスの抗原が見つからなくなりました」と云って通院を減らし血圧の薬と腰痛の薬だけになった。胆のう炎で入院し本格的に肝炎対策を始めて２年目の快挙だった。慢性の肝炎と診断されて以来２５年ぶりのことだった。実際は幼少時のBCGやツベリクリンなどでの注射器の使い回しが原因だと思われるから半世紀ぶりのことだったかもしれない。

その間アルコールはダメ　タバコもダメと云われタバコは定年と同時に禁煙に成功したが、アルコールは肝炎と診断されて以来一滴も飲まなくなった。辿り着く所は肝臓癌だと云うから仕方なかった。そんなにアルコールは好きではなかったから本当は酒の飲める体質ではなかった様だ。

　　　★ついに大逆転の巨人優勝★

ところが野球大好きで、大の巨人フアンの爺はオリンピック前後から始まった巨人の阪神追撃でゲーム差がなくなると、娘が置いている缶ビールを失敬して一人乾杯で祝していた。ところがビールが美味いのである。そしてぜんぜん酔わないのである。結局は阪神との最終戦を制するまで愉快！痛快！爽快！と云いながら続いた・・・これは爺にとっては驚きの姿であった。

ところが２ヶ月ぶりに検診に行って血液の検査をした。大した変化はなかったが血糖値がいつもの倍に上がっていた。医者は「運動不足はいけませんね」といいながら改めてメタボ脱却を促した。ビールの話はしなかったが秋の長雨であまり外出もせず家の中でゴロッとしていたのが悪かったのだろう。それに新米のおいしさが食欲を増していたのかもしれない。

せっかくの肝炎退治が出来たのだから大切にせねば・・・そんなことを思いながら農道散歩を再開した。嬉しいことにあの鯉太郎一族に再会できた。農作業も稲刈りの時期になって閉められていた農水路の堰があけられたからだ。あの秘密の鯉釣り場には、また一回り大きくなった鯉太郎一族が元気に遊んでいた。夏の終わりに大学生二人がリールで釣りをしていたが、場所を知らず無事だったようだ。　例によって口笛を吹いてランちゃんのご飯を少し貰って投げ込んだら大きな身体をうねらせて現れた。約半年振りの再会だった。そして早速愛知の鯉釣り名人の孫頭に写真を送った。

　　　　★少し濁っている農水路のいつもの所で再会できた★

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