我家の濡れ縁の先に柚子の木がある。1メートルくらいの高さで成長は止ってしまった。多分夏になると黄アゲハやクロアゲハの蝶達が卵を産みつけてその幼虫が葉っぱを食べ尽くすからだろう。その成長の様子は孫達の宿題の材料になっている。去年も数回産卵が繰り返されたが9月末に産卵したクロアゲハの蛹が風に飛ばされ、ババ様が居間のガラス窓に絹糸で貼り付けていた。多分、10月の末だったと思う。
それから6ヶ月、長い沈黙を破って今朝その蛹からクロアゲハが飛び立った。カリカリに乾燥していたから、無駄なことだと思っていたが、ババ様は羽化を確信していたようだ。爺には全く記憶にないが子供達の小学校の夏の宿題で経験していたし越冬する蝶の蛹を何度も見ていたらしい。今朝は、蝶の羽化と飛び立つ姿を見ながら、母親の子育てを改めて感謝した。
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◎去年の秋クロアゲハが産卵にやって来た。
◎卵は奇怪な姿に変身した。
◎そして見事な芋虫になった=これはアゲハの幼虫だそうだ 。
◎それから蛹になって、風に飛ばされ我家の居間のガラス窓に引っ越してきた。
◎
「おとうさ~ん 生まれたぁ」の声で、ガラス窓の和紙にしがみついているアゲハの姿にビックリした。蛹の頭がパックリ割れて見事なカラスアゲハが出ていたのだ。羽化の瞬間はバア様も見ていなかったらしいが、シワシワの羽が少しづつ開き始めていた。
◎
朝日が逆光線になって、思いっきり開いたアゲハの羽がすかして見えた。キズひとつない見事な姿に感銘を受けた。
◎
天窓にしがみついていたアゲハにバア様は大根の花を物干し竿の先に取り付け優しく庭の桃の木に誘ってやった。
◎
外に飛び出したアゲハは何故か一度部屋の中に戻って一回りして桃の花を目指して飛び立った。今日は5月の気温だったとか! すがすがしい春の空に飛んでいった。多分いつの日かこの庭に戻ってくることだろう。
それから6ヶ月、長い沈黙を破って今朝その蛹からクロアゲハが飛び立った。カリカリに乾燥していたから、無駄なことだと思っていたが、ババ様は羽化を確信していたようだ。爺には全く記憶にないが子供達の小学校の夏の宿題で経験していたし越冬する蝶の蛹を何度も見ていたらしい。今朝は、蝶の羽化と飛び立つ姿を見ながら、母親の子育てを改めて感謝した。
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◎去年の秋クロアゲハが産卵にやって来た。
◎卵は奇怪な姿に変身した。
◎そして見事な芋虫になった=これはアゲハの幼虫だそうだ 。
◎それから蛹になって、風に飛ばされ我家の居間のガラス窓に引っ越してきた。
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「おとうさ~ん 生まれたぁ」の声で、ガラス窓の和紙にしがみついているアゲハの姿にビックリした。蛹の頭がパックリ割れて見事なカラスアゲハが出ていたのだ。羽化の瞬間はバア様も見ていなかったらしいが、シワシワの羽が少しづつ開き始めていた。
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朝日が逆光線になって、思いっきり開いたアゲハの羽がすかして見えた。キズひとつない見事な姿に感銘を受けた。
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天窓にしがみついていたアゲハにバア様は大根の花を物干し竿の先に取り付け優しく庭の桃の木に誘ってやった。
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外に飛び出したアゲハは何故か一度部屋の中に戻って一回りして桃の花を目指して飛び立った。今日は5月の気温だったとか! すがすがしい春の空に飛んでいった。多分いつの日かこの庭に戻ってくることだろう。