あのランちゃんが・・・

お正月が落ち着いて子供達が帰った七草の朝から行方が判らなくなっていたが愛猫シロちゃんは翌日の夕方には帰ってきた。寒さに耐え切れなかったのかシロは食事もトイレも思うに任されなくなっていた。近くの動物病院では喧嘩による腎臓病が発症していると云われ、点滴と飲み薬を処方してもらった。２日間通院したら食事も食べれるようになり、元気になった。ところが２３日の久し振りの小春日和に愛猫ランちゃんと遺跡公園の散歩に出かけた。寒い日が続いていたのでランちゃんも大喜びだった。

ところがその日の夕方、縁側の指定席の椅子に座っていたランちゃんは小さな声でバアちゃんの耳元でお外に出ると言っていた。その仕草に爺は「何で爺ちゃんに頼まないのか！」と怒ってしまった。最近は２階にも上がって来ないし、冷たいもんねといってしまった。これが最後に交わしたランちゃんとの会話だった言葉だったとバア様は云う。あんたの「にくもぞがり」がりに愛想を尽かしたのよと云うのだ。

その日は久し振りの暖かさだったので公園を走り回っているだろうと思っていた。おまけにランちゃんの大好きな月夜だったからだ。その夜は１２時頃まで待ったが帰って来なかった。名前を呼んだら５分後には濡れ縁に帰ってきていたのだが・・・・

でも２３日の朝も何の音沙汰も無かった。シロは１昨年の暮れから正月まで３週間もいなくなったことも有った。いつの間にかランちゃんは爺ちゃんのシロはバアちゃんの『猫』とすみわけされてシロはバアちゃんのベットへ。ランちゃんは２階に上がってきて爺ちゃんのベットの中へ。少し足が汚れていると階段の一番の上で爺が”良し”と云うまで足をなめていた。ところが最近少しメタボになって重たくて足の上に眠られると寝床を移したりしていた。熟睡しているのに迷惑な事だったろう。最近は居間のコタツの中で眠るようになっていた。

確かにシロの２１日間の家出も有ったが、ランちゃんにはそんな野性味全然無かった。いったい何があったのか・・・・・交通事故だったのだろうか！今日もまた探してみよう。熊本の孫等にも申し訳ない。

昨日は遺跡公園から一緒に散歩した事のある公園したの農道や竹薮周辺を探し回った。お昼にもう一度。夕方には近くの小学校の裏道あたりを含めて爺には珍しい１万歩以上の久し振りの歩きになった。最近不整脈の発生に苦しみ心房細動云々と言われ運動不足を心配されていたのでランちゃんが爺に運動するのを進めたのかもしれない。京都からやって来たミイ助・近くのコンビニから貰ってきたシャムのミナト・ランちゃんとの３姉妹のテルちゃんと突然いなくなったこともあるが突然帰ってこないかと、今日も待っている。

　　　　　　　　　　　　　★爺の愛猫　ランちゃんが・・・・・★