YASUKOの人生珍道中

2006年秋、新しく始まるYASUKOの人生はブリスベン!この先どうなることやら…珍道中

待ち合わせ

2009-04-20 22:17:14 | Weblog

この間、目の不自由なバスカーのグラハムと待ち合わせをしました。

いつもの通り、話すと長くなるのですが・・・(笑)

いつだったか、ここに書いてからも、週に一度くらいは見かけると声を掛けていました。
そうしたら、私の名前も、お仕事も覚えて・・・
お寿司が大好きだってことが分かって、じゃあ、ランチにお寿司を持ってきてあげる!って話になったの。

それから暫く上手く会えなくて・・・
一月ぶりくらいで見つけた時に、お互いの電話番号を知らないとダメだ・・・と、電話番号を教えあいました。

その方法がね。
普通なら、私がグラハムの電話番号を聞いて・・・そこに電話すれば・・・OK!でしょ?
それが、目が不自由な彼とは・・・できない・・・だって、わたしの番号・・・見えないんだもの。

そうしたら、彼が秘密兵器を取り出した
“ボイスレコーダー”

まず、彼が
「今から、YASUKOの電話番号」って言って、私が電話番号を言う。
それで OK!

それから2,3週間 また会わなくて・・・
先日の朝、私の出勤の時に、もう、彼がいたの 

「おはよう!今日は何時までいる?ランチ持って来ようか?」
「おはようYASUKO。仕事何時に終わる?」
「多分2時だけど、それまで待てる?」
「大丈夫だよ!」
「OK!じゃあ、持って来るね!」
「ありがとう!」

そうしたら・・・なぜかお店が混んで・・・終わったのが2時半。
あわてて電話して
「ゴメンね、今終わったの。まだ今朝の所にいる?」
「今ね、銀行なんだ。3時半にはシティーを出たいから、ここが終わったら電話しようと思ってた。」
「ランチまだよね?」
「うん、まだだよ。」
「今から持ってくけど・・・」
「じゃあ、3時にハングリージャックス」
「OK!」

と言う事になり、3時5分前にハングリージャックスの前に行ったんだけど・・・考えてみると・・・彼は、私が・・・見えない。
と、言う事は・・・私が彼を見つけないと・・・待ち合わせは成立しない 

なんか、急に緊張しちゃって・・・

でもね、心配しなくても3時に彼は、ちゃんとハングリージャックスに現われました 

そこで、持って行ったお寿司を渡すと・・・
いつもの 「アリガトウ。アイシテイマス。キヲツケテ。」 の日本語をくれて ・・・彼は、普通に・・・人ごみの中に・・・バス乗り場の方向に・・・消えて行きました 


写真は、この間ガーデニングのお店で、苗を買った時に入れてくれたプラスチックバッグの形が可愛くて・・・