この間、目の不自由なバスカーのグラハムと待ち合わせをしました。
いつもの通り、話すと長くなるのですが・・・(笑)
いつだったか、ここに書いてからも、週に一度くらいは見かけると声を掛けていました。
そうしたら、私の名前も、お仕事も覚えて・・・
お寿司が大好きだってことが分かって、じゃあ、ランチにお寿司を持ってきてあげる!って話になったの。
それから暫く上手く会えなくて・・・
一月ぶりくらいで見つけた時に、お互いの電話番号を知らないとダメだ・・・と、電話番号を教えあいました。
その方法がね。
普通なら、私がグラハムの電話番号を聞いて・・・そこに電話すれば・・・OK!でしょ?
それが、目が不自由な彼とは・・・できない・・・だって、わたしの番号・・・見えないんだもの。
そうしたら、彼が秘密兵器を取り出した
“ボイスレコーダー”
まず、彼が
「今から、YASUKOの電話番号」って言って、私が電話番号を言う。
それで OK!
それから2,3週間 また会わなくて・・・
先日の朝、私の出勤の時に、もう、彼がいたの
「おはよう!今日は何時までいる?ランチ持って来ようか?」
「おはようYASUKO。仕事何時に終わる?」
「多分2時だけど、それまで待てる?」
「大丈夫だよ!」
「OK!じゃあ、持って来るね!」
「ありがとう!」
そうしたら・・・なぜかお店が混んで・・・終わったのが2時半。
あわてて電話して
「ゴメンね、今終わったの。まだ今朝の所にいる?」
「今ね、銀行なんだ。3時半にはシティーを出たいから、ここが終わったら電話しようと思ってた。」
「ランチまだよね?」
「うん、まだだよ。」
「今から持ってくけど・・・」
「じゃあ、3時にハングリージャックス」
「OK!」
と言う事になり、3時5分前にハングリージャックスの前に行ったんだけど・・・考えてみると・・・彼は、私が・・・見えない。
と、言う事は・・・私が彼を見つけないと・・・待ち合わせは成立しない
なんか、急に緊張しちゃって・・・
でもね、心配しなくても3時に彼は、ちゃんとハングリージャックスに現われました
そこで、持って行ったお寿司を渡すと・・・
いつもの 「アリガトウ。アイシテイマス。キヲツケテ。」 の日本語をくれて ・・・彼は、普通に・・・人ごみの中に・・・バス乗り場の方向に・・・消えて行きました
写真は、この間ガーデニングのお店で、苗を買った時に入れてくれたプラスチックバッグの形が可愛くて・・・