農場長のつぶやき

花苗生産農場ハイフラワーの農場長の日々のつぶやきです。うれしい事や驚いたこと農場での出来事をつぶやいています。

3寸のペチュニア

2011年05月11日 | ハイフラワーの花
あるホームセンターの注文で3寸(3号)ポットのペチュニアを作っています。


先週までは Pi-chan のB棟から出荷していました。

今週からはしばらくは F から出荷です!


   
    


  ・・・って、出荷されてしまいました。


いい出来ばえですよ!


   


     


この2色はチョッと枝の伸び方が強くて、水を控えすぎると枝数が少なくなって、ピューピューと伸びちゃうのです。


このペチュニア、Oyone-chan が作りました。

去年入社した Oyone-chan 、ここで立派な半人前になりました。

Pi-chan にアドバイスをもらいながら、一人で仕上げました。

でも 『水くれ3年』 ですから、まだまだこれからが本当の修行ですね。


ここでまた、小さな生産者の誕生です。

             おめでと~~~!


そして、なんとか Oyone-chan をサポートして来た Pi-chan、

ここに、小さな指導者の誕生です。

             おめでと~~~!


ちなみに、Pi-chan は本当に小さい子なのです。いやいや、お嬢さんです。


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5 コメント

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Unknown (tomato)
2011-05-11 20:31:26
「水くれ3年」なのですね。
水のやり方で、苗の大きさも自由自在なんですね。
凄いです。
奥が深いのですね。
だけど、こうして思うように苗が育てられるって大きな力となるのでしょうね。
Oyone-chan 頑張って下さいね^^

農場長さんは、とても素敵な土地で学生時代を過ごされたのですね。
とても羨ましいです。
農場長さんの原点なんでしょうかね^^

返信する
花も人間も育ててますね!! (sanae)
2011-05-11 21:23:15
農場長さん 花を育てるには人間を育てからなんですね!!
皆さんお花が好きで入ってこられるのでしょうね♪ 皆さん、頑張ってらっしゃいますね。拍手喝采です。
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なんかいいですね (ari)
2011-05-12 12:52:45
じっくり読みましたよ
花を育てるって大変なんですね
そして、人も一緒に成長していくんだなぁ
指導する人も、される人も・・・
親子関係と一緒です
子供と一緒に私も成長、
親にさせてもらっているんですよね
まだまだずっと勉強の日々
ペチュニアがキラキラしてますよ~
返信する
3寸!!! (博士)
2011-05-12 16:17:35
へ~
3寸とは!!
cmではないんですね!
注文も寸法で来るとは思っていませんでした。
生産者の苦労が分りますね。

へぇ~
>水を控えすぎると枝数が少なくなって

なるほど!
ただ土が乾いてから水をやればいいのではないのですね。
勉強になりましたね。
返信する
みなさんへ! (農場長)
2011-05-12 20:37:54
今日はみなさんが生産者の真髄をさらに深く深く知りたいのではと思い、お返事をひとつにまとめさせていただきます。
  
    ・・・なんつって。

鉢のサイズは通常“寸”を使います。
3寸、3寸5分・・・尺、尺2寸・・・etc.

『水くれ3年』といわれる潅水技術は、私の経験から言うと、3年でやっと「水くれは難しくてよくわからないことを知った」といったところですね。私の師匠も『水呉れ5年だな!』と言っていました。私は20年以上やっても毎日迷っています。

何を迷うかというと、同じ種類のものに水をあげるとしても、その花が赤ちゃんなのか、中学生なのか、大学生なのか・・・によって人間でもご飯の献立や量が違うでしょう。植物も同じで、肥料の食べさせ方は成長に応じて違ってきます。さらに夕方までに土は乾いていたほうがいいのか、かなり濡れていたほうがいいのか、植物の大きさ、健康状態によっても違います。
温度、日射量、風の強さによって変わる水の吸い方=肥料の食べさせ方も、これはほとんど想像の域を超えませんが、よ~~~く考えなければいけません。
そして水をジャージャー出しながら、瞬時にこれを考えて、右手の蓮口(ノズル)から出る水の量を感じてどのくらい上げるかを判断し続けます。
そかも、広範囲にシャワーのようにあげているように見えても、一鉢一鉢の土の乾きは違うので、これも出来るだけ次の水くれの時には均一に乾くように調整してあげていくのです。そうしないとそのうちに大小でこぼこの生育になってしまいます。

この面倒で高度な技術を身につけた、又は実につけられそうな子が担当をもらえます。

でも、まだまだ先は長くて、この腕の使い方ひとつでコンパクトな作りがチンチクリンに、ボリュームのある株張りがべろべろになっちゃったりするのです。
自分のイメージした自分なりの完璧な姿に仕上げる。これがお客さんの庭できれいに咲き続けてくれることを思って今日も水くれをするのです。

長くなりましたが、種まきから出荷までのストーリーを最後の仕上がりを思い描きながら、毎日毎日積み上げていく、そんな仕事です。

チョッと語りすぎましたね。
では、またお越しくださいませ。
ありがとうございました。
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